野宿かな。
ロンドンのセンターで僕は立ち往生するはめになる。
コンサートを見終わった帰りに、
地下鉄が急に止まり、もう終電がないとのこと。
いやそんなこと言っても、コンサートに行った人たちはどうやって帰ったの?と思った。
しょうがなく道にいる人に聞いたら、
「ナイトバスで帰ったら?」
と感じのよい、忙しそうな女性が答えてくれた。
「よかった無視されなかった」とネガティブな思想が横切る。
何も調べてこなかったので、ナイトバスなんたるものがあることも知らなかった。
どうやら夜行バスがあるらしく、幸い僕が滞在しているところの行先がバスマップにのっていた。
野宿する予定だったが、なんとかたどり着くことができた。
家にはこっそりと音を立てずに朝2時頃に着き。キシキシいう階段を登って。ベッドにもぐりこみ、眠りについた。
キシキシっとなる階段なんか日本で味わったことがなかった。
日本の田舎のおじいちゃんの家もふるかったけど、音一つしない。頑丈ずぎて、ぼくのかかとのトんという音だけ響き渡った。
それで僕は目を瞑りながら、お化けの絵本の話を思い出した。
僕は絵本大好きなんです。
子供の心と大人の心が繋がる場所。
その絵本はこんな絵本です。
紹介するサイトがありませんでした。
夜中の階段の音が家族の生活の合図。だった。というような内容だったかな?
お化けがちょっぴり恐くて、かわいいのです。
家に一冊あってもよい本ですね。