水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

猫がAI女の子になって現れる

不思議な夢。

Artwork by Satoshi Dáte



僕は三鷹台商店街に戻らなきゃいけなかった。坂を上って第五小学校に行く道の手前。そこで AI のような小さい男の子か女の子が何やら、制作しているようだ。 僕の知り合いか、自分の子供か、それとも誰かの子なのか? 甥なのか姪なのか?

 

よーくみると小さい6歳の女の子だと思う。僕は彼女を助けに行かないといけない。商店街ではその子が「すごい技術」を持っていると噂されていた。

 

SNSなどでも話題になっていた。その抑圧のせいか、彼女はその場所で仕事をしなくてはいけなかった。

 

あんな寒い所に行って仕事していたら凍えてしまう。 急いで、誰もいないところをみはからってか、夜中か遅い夜に僕は彼女のところに行った。

 

キャンプ用のテントのような中に顔を下にうずめていた。それがかわいそうと思い、うしろからぼくは覆いかぶさるように抱きしめた。 彼女の声がきこえる。

 

少しひんやりしていた。 大丈夫と言ってるんだけれど、心配だ。 僕は一人だと時間がかかるから一緒に制作しようと提案した。

 

その女の子は6才くらいなのに全長30cmほどの赤ん坊の様だった。 顔は一切見えない。 つねに後ろを向いている。

映画のEraserHeadほどぶきみではなかったが、白いなにかだった。テントも白かった。

 

分析:白い膜は胎内だろうか? では彼女は胎児だろうか? なぜ自分も中に入ってるのだろうか? 一体何をつくっていたのだろうか? 

 

彼女は僕になついていた。 動物でぼくになついた動物は子猫だった。その子は白と黒で毛がふわふわで長かった。 僕が部屋を汚した罰のために夜追い出したことにより(ずいぶん昔の事です、なぜそんなことをしたか理解できない)消息不明になった(どちらにしても貧しく自分の事でいっぱいいっぱいだったので飼い続ける事は不可能であっただろう)。 その猫は起きる時に必ず僕の体の上にのかってくる。 ぐるぐるうるさいので頬り投げる。 それでもなんどもやってくる。その愛おしい猫のような感覚が感じられた。

自分への罪の意識が強く。それに懺悔しているような気もする。