水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

【彼女】と父と母と【彼女】の子供

やたらとリアルである

Artwork by Satoshi Dáte

【彼女】はまたなにか急いでいる。 何かひたすらものを書いているようにも見える。 引越しか移動。移動しなくてはいけないと感じている。

はじめて【彼女】の子供をみた。

男の子か女の子かわからない。

乳母車のような、小さな手で運べるゆりかごのようなものの中に子供はいる。

声はしない、おちついているようだけれど、彼女は落ち着いていない。

 

彼女は寒そうなベージュのネグリジェ(またベージュの色が夢出てきた)をきている。

あくせくしているので寒くないのか。彼女は貧しく、お金が無いように思えた。

 

僕らはガラスがおおい、ワルシャワのセンターにある大きな駅の一部のようなところにいる。

左側はあきらかに空間が外につづいていて、人の行き来が数人あった。

 

エスカレーターか細い階段もみえた。僕は落ち着いて細長い椅子にいる。

 

また夢で現われたか。と自分が夢をみて【彼女】があらわれるのをまた同じように去っていくのを悟っているようにも感じる。 この短い夢の時間で彼女ががらっとかわることはないだろうと、夢のストーリーを知っているかのようだ。(自分で夢をコントロールできないことを知っている)

 

父や母は心配そうに【彼女】をみる

 

時空が違う場所に僕ら(家族)はいるようだった。

 

「あんなネグリジェだけじゃ寒いから、パジャマを送ったよ」と父がいう。

 

二つペアのかわいらしい色(水色だったような気がする)の綺麗に折りたたんだパジャマのイメージが現われる。

 

母はなにか悲しそうだ。

 

場面がうつり、三鷹の家族の家のお風呂場に似たところにうつる。

父はお風呂に入っている。

 

母は服を脱いで、お風呂場に入っていった。

 

なにか彼女は嬉しそうだった。

 

生きてて一度も、いや一回はあったかもしれない。 母親と父親が一緒にお風呂に入ったところはみたことがなかった。

 

分析

現実世界。彼女は移動をしないと、状況を変えないといけないといつも切羽詰っていた。かわったところで彼女自身がかわる事ができず(本質を変わる事はだれもできない、よりよい自分になることはできる。環境の変化でみつけることができるが、場所や状況をかえるだけでは何も変わらない)子供がいるから彼女はどこにもいけない。そのジレンマが僕は感じているのだと思う。

そして【彼女】がすぐどっかにいってしまうような不安があるのではないかとおもう。 子供の父親はそれも感じたからか子供を産むように促した可能性がある。

子供があらわれたのは初めて。なにか予知夢的な変化なのか。それとも自分のこころの変化(たしかにある気になっていたエゴが消え去った<大きな変化>)かもしれない。 彼女のこどもと面と向かえるようになったのかもしれない。

 

ある意味で【彼女】を近く感じた。

必死でなにか書いているのはなんであろうか? Bloggerになったらといったら。すこしその気になっていたときもあった。 何かをしたいと思い外国に飛び出したが、いま何をしているのか不思議におもう。

 

父と母に関しては

 

父と母の具合が悪い子とを兄から聞いた。 もしかしたらいきなり消え去るのではないか?という気持ち、結局二人は深く愛すること、分かち合う事がなく、また母親も最愛の人を見つける事ができず(父でないのであれば) 死に至ってしまうことの悲しみから、夢でなぐさめの物語を作ったのかもしれない。

 

Happiness: 3

Reality: 6

Keyword:開けた空間、家族の家、リアル、両親、子供、不安、喜び、初めての両親の愛を垣間見る、シュール、不思議