水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

L 私の左耳にキスをした

自分の手を…

Artwork by Satoshi Dáte

ガラス戸が連なる、気持ちのいい昼の光りが差し込む家。僕は次の目的地に行くまで、従兄弟の家族の家に泊まっていた(実際に時々泊まる家、だが家族構成は4人で夫と子供達しかいない)。 僕の夢はときおりせわしなく、一時的にどこかにいて、移動しなくてはいけない。 (実際に人生の中で旅行は多い)

幅は5m(自分の今の部屋の長さとおなじくらい)奥行きは10mくらいある。大きな部屋。家族のメンバーがうろちょろしている。 この家族は9人だ。(と聞いた)。

 

従兄弟が夫、もしくは妹(実際の妹と違う感じがした)と二人で勝手に僕のために亀と大きな猫を買って来た。 理由は意味がわからない理由で覚えていない。 家族の数名が

 

「勝手にみんなに相談しないで買ってきて!」と憤慨していた。その家族も血が繋がっていない家族。まるで共同体のような気がした。 

 

「この家はどういった家族構成なんだろう?」

と僕は不思議におもう。

 

亀を僕は珍しくさわる。そうすると、亀は昔かっていて、噛むので嫌いだったインコに変化する。

 

僕の手のひらにすわり、くちばしを手のひらにつけていたとおもったら、噛まずに静かに眠りに陥った(前の日に川で白鳥がくちばしを自分の羽の中に綺麗に差し込んで寝ているのを見た。羽が薄い膜のように透き通ってくちばしを覆っているのを見たのは初めてで不思議に感じた)

 

鳥をいとおしく思う、いつのまにか鳥は亀になり、頭と手足を引っ込めていた。甲羅がはっきりとみえる。黄土色の亀だった。 自分が亀のぶきみな動きを見たくなかったのかと思う。

 

僕はケースにもどし、猫とじゃれあう。

 

僕自身も全員に承諾を得ないで勝手に動物を飼うのはどうかとおもった。 なにか彼らが家族に反発しているような、また彼女の身勝手な部分がみえた。(実際彼女はそんなわがままではない)

 

けれどぼくは同時に「9人全員に承諾するのは無理。だから数人承諾しそうな人にだけ伝えたのだな」と半分理解をした。

 

僕らは15cmくらい大きな段差の下にある空間にいた。 灰色で壁はガラスだったかもしれない。 僕らは夜のなかに体を埋めていた。 陪審員のように家族らか他のメンバー含めかの人間達が長方形のつまらない机の前にすわって、まだ従兄弟の動物について会議していた。

 

僕はすこし混ざったかもしれないが部外者であったので。ときおりたって、部屋のまわりを眺めた。

 

そこでなにかしらの「不安」を感じた。

 

昨日恋愛相談をみんなでした、感じのいい知り合いの日本人女性Lが僕の恋人として現れる。それはとても自然で気分が良かった。僕らは付き合い始めて間もない。

 

僕は彼女のベッドにはいり。ハグをする。 とても興味深い話をして、いつの間にか僕たちは話をしなくなった。

 

彼女は僕の左耳にキスを何回かし、体はとろけていった。

 

長い間こういったセンセーションがなかったため、「やっぱりこういうのは美しいな」とおもう。

僕らはまた暗闇の中にうずくもり、とても心地がよかった。

 

けれど自分の中で彼女が120%好きな女性でないことを知っていたため。罪悪感を感じた。

「一体どれだけ彼女を好きになれるか、そして彼女が好きになるか。彼女は間違いなく僕に恋をしていた。さてどうしたものか。」

 

彼女は人間としてとても素晴らしい人だった。

 

僕は部屋で独りになった、自分の部屋にいるかは不明だ。誰かがノックをする。女性の声がした。僕ははだかだったため、本当のことをいった。 

 

彼女は音がするからということで注意してきた。(だれだかわからない) (この前の日の集まりで日本人の男性が恋人の行為がうるさくて一緒に住むときになる、でもイギリスでは無視してテレビをみるような国というような説明をしているのを左耳で聞いていた。そして別の日本人女性もトイレやシャワーの音で眠れないという事も話していた)

 

トイレに行きたくぼくは外に出る。真ん中が階段ですこしごちゃごちゃした家にいる。トイレを見つけようとするが人の行き来があり、僕は隠れる。

 

一番上の階にいったらまた僕の彼女がいた。彼女は待っていたかのようにしている。 さっきいた部屋は地下であったような気がして、どちらが本当の彼女の部屋なのか困惑した。

 

広い土の広場にいる。 まわりは山で覆われ、近くにはお店が並ぶ。 

 

フラットメートのRさんが高さ1m幅3mくらいの木のフレームのなかに他の女性たちと顔をだしていた。 彼女はたぶん若い頃のA.Yamamotoなのだと気づく。 二人とも同じような人生を歩んでいるような気がした。

 

僕は友達が回りにだれもいなく、寂しく感じる。

 

そしたら、いつぞやのPaulがあらわれる。彼は家賃を滞納して、夜逃げしたずっと前に一緒に暮らしたプリマス出身のイギリス人男性だ。

 

彼の顔はみすぼらしかった。

驚嘆したのは彼の手がなかった。どうやら自分で切ったようだ。それは凄くリアルで痛々しかった。この夢では2、3回同じ場面で会ったが、会うたびにひどい傷をおおっていた(前の日にベーシストの日本人男性が深い傷を顔に二箇所作っていた生々しかった)

from Andy Warhol's diary on Netflix

目が覚める前に僕は彼が自虐的になっているのをみていて耐え切れず彼の手首をつかみ、なにか説得しようとした。 彼は僕をののしり、罵声を発する。腕をふりきり、彼は自分の肉を少し口のいれて引きちぎった。

 

腕は奇妙に角張って切られた部分もあった。

 

(前の日にジグゾーパズルのようにぴったりあうもう一人の自分(ツインフレーム)がいる。と言う話を皆にしたためかもしれない。<ジグゾーパズルのピースがぴったりとはまると言う意味で)

 

予知夢となった部分

Andy WarholのNetflixドキュメンタリーを見ていたら、バスキアが自分の手を切っている絵がでてきた。夢のPaulの顔は灰色っぽく、黒人のバスキアを連想させていたかもしれない。

 

Happiness: 7

Reality: 6

Keyword:懐かしさ、リアル、素敵な女性、もどかしさ、不安。

 

Paulの話

Happiness: 2

Reality: 8

Keyword:肉、恐怖、不安、生々しい、昔の友達、ひらけた場所、リアル

 

2022/09/18