2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
真夜中に起きる また寝付けない。夜は静かで、わずかに車の音が聞こえる。夏に近づいている季節だったから、夜は気持ち良い温度だった。窓から光が差し伸べる。僕は少しながらの緊張の中で、パジャマで突っ立っていた。
静寂の心 photograph by Satoshi Dáte とにかく心を落ち着かせないと、何がしたいかもわからない。 混乱状態であると自分をとんでもない方向に連れて行ってしまうこともある。
無限の可能性をひろげるには? 僕はパニックになったことが実は楽しかった。もうどうしたらいいかわからない何をしたらいいかわからない。それは要するにゼロからの出発である。何も捨てることがないから。前に進むことができる。新しい自分の形成。
自分の城を作る事。 目の前に複数の道があったとして、 間違いなく大丈夫な道 ちょっと不安がある道 崖っぷちに間違いなく行きつく道 あなたはどの道に進むでしょうか
パニックを楽しもう。 Park in Boston. Artwork by Satoshi Dáte 不安があるから道が開く。 僕はボストンに来てはっきり言ってパニックになった。
優秀な人に囲まれて生活 僕はこの頃絵を沢山描いていた。日本で描いた絵をスケッチブックに写真を貼って持ってきていた。ブルガリア人のIoana、クロアチア人のEvaと韓国人のDo-yunは僕の絵をみてとても感動してくれた。日本の外に出て、会って間もない異国の…
逆カルチャーショック 眠れない日が続いた。 英語は何とかして話すようにして、聴くようにした。アメリカ人はこの家には住んでいなかった。 ヨーロッパ人や韓国人の訛りなど違いも分からず、必死になって聞いていた。しきりに彼らは僕にいろいろ話してくれる…
初めて食べたボストンでのタイ料理 ひろしさんがタイ料理は世界で一番美味しいものと言っていた。僕はタイ料理を食べたことがあるはずだったが、初めてのものを食べているような気がした。
英語以前の問題 nihil by Satoshi Dáte 大通りに進むにつれてゆっくりと溝に落ちていく感じがした。 小さい頃母親のそばにいないと不安ばかり感じていた。そんなことは全然感じなくなった自分が、またなにかに引きずられるように今まで「大丈夫」だった自分…
初めてのボストンの朝 それは初めての外国の朝。 朝になったらなにか変わっているかと思うものだが、これから色々な国を旅する過去の僕はまだ気づいていなかった。 どこに行っても体も心も変化しないのだ。 新しい朝が別の国で始まろうと。 自身に変化は起こ…
実際のアメリカの地に足を運ぶと固定概念とは全く! いや全くではないけど、違うのです
本当の女性の美しさとは。夢の世界の中の夢 photo by Satoshi Dáte もう一つ素敵な思い出がある。 小さい頃に通っていた合唱団の話をする。 合唱団ではほとんど話す相手もいなくて、僕はひとりだった。仲の良いほぼ同い年の女の子はいたけど。大抵はポツンと…
男性ははっきりしていたくて、女性ははっきりしていたくない Artwork by Satoshi Dáte 女子学生とは幻想の世界にいる。 掴もうとしても掴めないような、清潔で静かで、透き通っていて母親でもなく同い年の女の子でもない。 彼女達に追いつこうとしたって、追…
僕は女子中高生というものが、なにか手に取れない不思議な存在であるように思える。いつのまにか彼らより年を越えてしまい、彼らはただ子どもな、若く、単純な女の子という存在にいれかわったしまった。
僕の音楽の原点 女性へのあこがれ、そしてイギリス留学によって克服する女性への恐怖心の原点を探ってみる。 前に習い事の話をした。小さい頃通っていたスイミングスクールの記憶も結構ひどかった。 水泳はおばさんに教わっていたが、あまりにも嫌で泣き出し…
ゾンビになってしまった ボストンでやることは漠然としてた。 沢山の美術館があるので初めのうちはアートを触れるように美術館に足を運ぶことにした。この1ヶ月間の滞在はイギリス留学の大切な準備時間になった。 僕にとって最も重要で転機となる経験だった…
何度恋におちたいのか... 女の人というものがいまひとつ理解できなかった。理解できないと言うか、どのように話をしたらいいのか、何と話したらいいのか。全くもって女性は別の惑星からきたエイリアンの様なものだと思っていた。
どんな習い事したいのか 写真:Satoshi Dáte 習い事はどれも好きではなかった。何をやったかな。ピアノ。そこには手塚治虫のブラックジャックの単行本が置いてあって、ただそれを読みたいがために行っていたみたいなものだった。 母親に言われいやいや行って…
初めてお会いした女性は母親でした。 僕は母親を溺愛していた。映画「マルセルの夏」、「マルセルの城」をご存知でしょうか? ぼくは個人的に「マルセルの城」のほうが全然好きです。主人公が母親への愛、いかに母親が美しいかという、恋人へ発する言葉の様…
女性恐怖症を克服するには 女性恐怖症である自分をどうやって克服してきたか話したいと思います。ファッションを目指した理由にも、深く関わっていると思います。
アメリカのアパート Artwork by Satoshi Dáte 空港から家まで多分30分以上はしたんだろうけど僕は5分か10分ぐらいにしか感じられなかった。ホストのひろしさんが住んでいる家はボストン美術館のすぐ近く。ハーバード大学やMITの大学まで続く大きな橋のそばに…
ボストン空港到着 空港に着く。ボストンって言ったら有名なところだから、すごく大きな空港だと思ったらニューヨークの空港とは大違いだった。小さい頃よくおじいちゃんがいる鳥取に毎夏、飛行機で旅行に行った。鳥取空港はとっても小さくてボストンの空港は…
男性とは女性とはなにか? ヘラクレス... 女性恐怖症といっても、僕が小さい頃は自分が、女の子だと勘違いしてる時もあった。よく大人が僕を女の子だと思って間違えた事が何度かある。性別というものは何なのか?なんで自分が女の子であってはいけないの…
学校をすべて共学にすれば日本社会は良くなる ここでちょっと女性の話をしてみたい。 僕はなぜ女性恐怖症だったなのか?なぜ女性に憧れを抱いていたのか?(今では恐怖症はないと思います。女性を崇拝はしています) 永遠にその答えはでないかもしれないけど…
ルームメイトって何? ボストン行きの飛行機に乗る。飛行機に一人で乗ることなんて、東京からNYに飛んださっきの便から数えて2度目だ。皆乗り慣れた感じがしている。たぶんこの中で一番僕は緊張して将来の事を不安に一番思っているだろうと思った。ボストン…
ガラガラの機内 日本からアメリカへは東に飛ぶ。西には飛ばない。なぜならもちろんそのほうが近いからだ。近いは近いけれど殆ど陸地がないところを最初は飛ぶ。なんともふわふわした感覚だ。
なにを準備したらいいのか? ボストンに行く準備をする。僕はスーツケースでなく、ボストンバッグにいっぱい物を詰めていった。海外旅行なんて初めてで何を持って行ったらいいかわからなくて、ドタバタだった。
デッサンは... 別の予備校に僕は通い始めるが、デッサンはまあまあ描けたので最初は褒められる。 けれど僕はなかなか伸びない。いつも最初は良くて伸びが遅い。自分は男としても人間としてもその頃全然自信がなかった。
元々目指していた夢は漫画家になること illustration by Satoshi Dáte 僕は小学校の時漫画家を目指していた。小説を書いて挿絵を描いたり、漫画を描いたり。漫画なんてだれでも描くものだろうけど、本気で漫画家になる気でいた。中学の時は女性の水着写真な…
硬さより柔らかさ 大英博物館のロダン展に行く。 ある大英博物館の関係の方に特別なチケットを頂いて、早朝9時。人も少ないロダン展に行くことができた。このロダン展ではギリシャの彫刻とロダンの作品と一緒に展示されていた。大英博物館ならではの試み。