水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

彼女はお金持ちで、

友人の夢をみる。

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20200401-01 Dream, sketch by Satoshi Dáte

彼女はボブカットで綺麗な黒髪をし、黒い服をよくきて、背が高く、人の痛みがわかる人。ここではYとする。

 

 

僕らは外にいる。西洋風の建物が空間をあけて建っている。東京の三鷹台駅の南側にある家のようにみえた、すごく高級な家もあれば、普通の家もある。林もあり、坂がいりみだれている。東京のようで外国のような気持ちもした。

ウィルスのせいか何かで、学校が休みであった(僕は学校に通っている)。大学生のともだちはうろちょろしている。

 

家に帰れないので僕はYのところへ泊まる。自分ひとりが泊まると思ったが他にも泊まる人が数名いた。女性二人だ。泊まるための戸棚があり、そこにタオルキットが入っていたから気付いた。ただでよいのだろうか?僕はただで泊まるが、彼女たちは宿泊費を払うのだろうか?

 

Yの両親が現れる。長細いキッチンにいる彼らは特にきにしなくて、特別親切ではなかった。Yとはほとんど顔をあわせず、3人は出かける。

キッチンにはいるには2段ほどの階段を上らなくてはいけなかった。 すぐ右横にシャワールームがあった。オープンで鍵も何もない。おくには扉があったがトイレでなく部屋だった。

 

タイルでできたシャワー室でシャワーを浴びる。気がつくと目の前にベージュの大理石でつくられた番号があった。1と刻まれている。反対側にいくと同じつくりのシャワーがあり2と刻まれていた。

 

「なるほど、二人でシャワーを浴びるのだな。でもこの番号はいったい何のためにあるのだろう?」

 

キッチンからの向かいはオープンであった、玄関もあったかもしれない。庭につうじたかもしれない。つくりは浦和の祖母の家に似てるような気がした。

 

キッチンの左にある階段があり、上に上がる。

 

上にあがると扉が右手にあり入るととてつもない大きなホールにがある。

 

真ん中にはPlinth(長ほそい台)がある。天井が高く、一部がガラスになり、月の光が見える。だんだんと夜になっていた。急がないとと僕はなぜか思っていた。(家族が帰ってくる前になにか悪いことをしたかった)

そこには友人がいて、友人の友人がいる。

 

男二人がなにかクリエイティブな仕事をしていた

 

「君に会いたかったんだよ。」

といってくれる。

 

「どんなことをしているんだ?」

と聞かれたので、僕がいままでやってきた仕事の話をした。

そしていまはパフォーマンスアートをしていると言ってすごく罪意識を感じる。

 

(なにもできていないではないか、いままでやってきたこの無駄な仕事はなんなのか?もう生きている価値なんてこれっぽちもないではないか)

 

と思いながら、微笑をうかべ、苦笑をうかべ、

 

彼と話している自分がやりきれなかった。

 

続く>