夜は暗かった。
僕はコンサートを終えてから宿がない女の子二人を家に連れて変える。
日本だったらへんな感じかもだけれど欧米だったらとてもカジュアルである。 別になんてことはない。
困った人を助ける感じである。
携帯電話というものをてにしてまもない、だからいちいち電話するのも面倒だし、お金もなかった。(あったけどない設定にしてた)。
僕はEast Londonのぼろいフラットの鍵をあけ、3人で階段をのぼり、さらに2Fのフラットの鍵を開ける。 ぞろぞろ帰ってきたぼくたちをみてフラットメートはびっくりする。
僕は常識がなかったので、(いまでもないけど)
「あ、この子達今日だけ泊まるよ」
とかなんとかいったとおもう。
彼らはフツうに
「Hello」
っとにこやかに挨拶する。
ぼくら3人は絨毯に寝転んでべちゃる。
しばらくするとMinがノックして、
「さとし、ちょっと」
と手招きする。
「あのさ、女の子だからいいけど、さとしの親切なのはわかるけど、誰か呼ぶときは事前に私たちに聞いてくれる?」
とちょっとシリアスに僕に言う。
なんか日本人と喋ってる気がした。
「ああ、OK」
と僕はぶっきらぼうに答えたのだと思う。
得に気にもしなかった。
と彼女は懸念していたが後で他のフラットメート2人と
「さとしが女性を2人も連れてきた!」
と話題になったようだ。 別になんてことはないのだが。
そもそもこの女性二人をぼくを男性とみていないでしょう。
ドレッドヘアのアメリカ人女の子はその後連絡は2回くらいとって話が終わった。
と思う。
Gunnelとはずっと数年間連絡を取った。
やはり音楽オタクでいろいろな人を知っていた。 My bloody valentineのメンバーと知り合いというのは驚いた。