夜叫ぶ症候群
Artwork by Satoshi Dáte
学校か商業施設か工房のようなむき出しの木材でできた建物。(前の日に張りぼてのようなスタジオの話をしたためだろう)
女性が何人かいて裸の女性も現れる。運命なる人に似てるような気もしたけれど、どこか違う、その人はくびれていて、顔は理想の女性とはほぼ遠い。
はたまたまた僕は
「まあいいか」
と思ってしまう。
普段触れていない女性の体はとてもやわらかい印象だった。
なにかのトラップのような印象もあり、これが正式な結婚の儀式の様にも思えた。
彼女は真っ白い肌をしていて、誘ってくる。まったく見覚えがないような顔だ。運命の人の横顔の写真が誰かに見せられる、「そこまで美しくない」と思い、この知らない裸の女性と見比べて。
またもや
「まあいいか」
とあきらめを感じる。
掛け布団があり、だだっぴろい部屋がある。 窓から光が差し込む。
場所がいどうし、ある男性に付いていく、セキリティーが管理されているのになぜか僕は入り込める(最近入った病院を思い出している)。彼はなにか犯罪的なことをもくろもうとして扉に細工をしていた。反対側の壁がスタジオになっていて多くの働く人がいる。
彼は細工をしたが、どうやらうまくいかなかったようだ、点線が見える。 夜中に忍び込んでこのスタジオに裏から入ろうとしていたのだろうか?
誰かに気付かれて僕は知らない顔をして外に出ようとする。
また場面がかわる。銀色の車が兄が乗っている自転車に突っ込む。 運よく自転車は横むきに倒れず引きずられながら奥の壁まで押し寄せられる。
心配になり駆け付けようとしたら、顔の側面の髪を剃り上げている変な大きな男に指を口の中につっこまれ、なんだか怒ってわめいている。すでに僕は打撃をなんらかでうけたが、以前殴られた時の怒りがまだ残っているのか
大声で彼に普段口にしない言葉を日本語で叫び
その勢いで僕は夢から覚める。
最近叫んでいないと思ったが久しぶりに叫んでしまった。
のどが痛い。 こんなことを繰り返したらのどをやられてしまう。
せめてのどが痛くならないほどの大声で寝言を言ってほしいものだ。
本気でこれは治したいのでユングセラピーにでも通わないといけないかと思う。
夜驚症で治す方法がどなたがご存じであったら教えて下さい。
さ