水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

ユダヤ人に囲まれる僕

たぶん僕はユダヤ人

Artwork by Satoshi Dáte

ユダヤ人に囲まれ、ユダヤ人に恋し、ユダヤ人に恋される。

そしてたぶん僕がお付き合いした日本人はきっとみんなユダヤである。

そう確信している僕。

 

こんな夢を見た。

 

以前お付き合いしたSarahが現われた。

 

僕はそっけないビル、四角いアパートにたずねてきた。何人かと住んでいるようだったけれど、女性一人しかいなかった。彼女の体は小さく、でも大人であった。 とくに美しいとは感じなかったかもしれない。でも僕のエゴは、この子をどうにかしたいと思っていたと思う。

 

家の部屋たちは解放されていて、彼女の部屋は北側に、リビングの窓も彼女の窓も見えた。

 

夜だ

 

となりの高いビルからの光りが見える。

 

消防でもきてるかのように光りが下の階から見える。

 

僕らは下を窓から覗くと学生みたいな人々が5-10人ほどいてがやがやしている。

そこは学校のようで、ホテルのよう。入りたかったけど、なんらかの理由で入れない。

 

僕はふざけて「君の部屋に泊まれば明日早朝に入れるね」

 

彼女は僕の意図を察しているように、鼻で笑うようにあしらう。

明らかにぼくに興味を持っていない様子だった。

 

彼女は僕を駅まで送る。 まだ夜だ。

 

僕は何食わぬ顔で、なにかしら恋のアタックをして続けたら、彼女は近づいてきた。

 

そして彼女の顔が鮮明に映る。 Sarahか?

 

ユダヤ人のSarahにみえた。でも彼女よりも目はもっと小さかった

前にすこし仲良くなった絶対にユダヤ人と思っているけど違うといわれた女優のMarama Corletteに似ていた。

 

ユダヤ人だとおもったら「ユダヤ人でしょ」というと

 

「なんでわかったの!!?」とよくいわれたから

 

自分がJuderを持ってるとおもってる。  レーダーとJewish(ユダヤ人)が一緒になった造語、ユダヤ人の友達が僕にくれた言葉。

 

なぜかわからないけれど、現実世界でもときどき起きる現象、全然興味ない人が僕に興味を抱いていくのだ。

 

夢のなかのこのユダヤ系っぽい女性もだんだんとぼくに近づいて手を絡ませてきた。

 

駅の目の前で僕たちはキスをする。

 

「彼女」を待っているのに、こんなことをしていいのだろうか?

 

彼女の全体の姿をみて。 「まあいいか」 という

 

「愛の妥協」を試みようとする。

 

「彼女」が帰ってくるまでこの人といればいい。

 

僕は一度おなじような事を前におもい、失敗した経験がある。すべてに罪悪感を感じたが、じぶんの気持ちを押し殺そうとする。

 

自分ではない自分が覆いかぶさってきて、なんだか「だるい」気持ちがした。

 

女の子はすこし不安そうに僕をみつめる。

 

予知夢とはいえないけど、次の日、昔僕に気があった。ユダヤ人の女性がぼくのコメントにLikeを押していた。

 

彼女もまた背の低い女性だった。