水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

ロンドンのロックコンサートで背中を蹴られる – イギリス留学<準備編>

暗闇の中で

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イギリス留学の下見に僕はロンドンにいた。

イギリスいるならイギリスのロックバンドのコンサートに行けばいいのに、アメリカのロックバンドのコンサートに行った。

 

 

人気のあるバンドだったので大きなコンサート会場だった。

 

よく日本では一人でコンサートに行っていた。

 

中学の時は文通相手と

コンサート前に会って一緒に行った

 

非常にオタクな感じである

 

まるで知らない人とコミックマーケットに行くような感じである。(そういう経験はないが)

 

共通の話題があるけどそれ以外は話題がないような...

 

特に僕は若かったし、相手は年上のお姉さんばかりだった。 お姉さんたちと行かない場合は僕は一人で行った。  

 

僕はいつもお姉さん数名と合流して、無口で過ごすのだ。 よっぽど気が合わないと、話もはずまない。 

 

「若いのにすごいねぇ、よくこんなバンド知ってるね」

 

とか良く言われていた。

 

 

小さい男の子が一人で行くのである

 

考えてみると、年齢制限がなぜないのだろうか?

 

イギリスだったら多分パスポートを見せろ、ということになるけど。 夜のコンサートは誰でもいっていいのだ。

 

今日本はどうなのか分からないけど、小学生だって一人でコンサートに行ったって、 IDをい見せないのだったら高校生だと言い張れる。のではないだろうか? 

 

「こんなちっちゃい子が来てる!」みたいなことを囁いているのがきこえたことが何度もあった。

 

 

僕はそんなことがあったかと思いながら、

不安定な気持ちの中で、一人でロンドンのコンサートに行く

 

席についてしばらくしたら、なんと。

 

後ろから思いっきり蹴られた

 

わけではないが、靴の裏で背中の上の部分をグリグリとされた。

 

僕が振り向こうとしたら、後ろの椅子を思いっきり蹴られた。

 

特に僕は何かしたわけではなかった。

 

イギリス留学中に差別的な事は一度も感じれなかったが、唯一あるかなと言ったらこれだろうか?

 

不安定で疲れていた僕は特に何もできず。 席を変えてもらおうかと思った。

 

多分それは女性で周りには男性の友達がいたような気がする

 

面白いことに僕はそこの席を間違えていた。

 

間違えていたから怒っていたのだろうか? 

 

振り向かれるのが嫌だったのだから、面と向かって何か言いたかったわけでもないと思う。

 

そして後からその席の人がやってきて、僕が間違ってたことに気付く。 

 

振り向いた時にそこに来た人は後ろの席の人と友達のような感じではなかった。

 

なんなのだろうか。

 

日本の道端にいらっしゃる不良みたいである。

 

なんだかそのことで、半分コンサート楽しめなかったが

 

席を移動したとき、気が楽になった。

そのとき怒りを覚えたが、すぐどうでもよくなった。

 

帰りはぼーっとしながら帰った。