20190915-理想の美しさを
日本の電車。
美しい人が車両に乗ってくる。
いつものように少し混んでいる。
彼女はアフリカからきたような、インドから来たような、髪はストレートでとても洗練された顔だちだった。
この前、見かけたときと同じ服をきていた。真っ白いドレス。花の刺繍がうっすらと全体にしてある。
僕はこれは声をかけなくてはいけないと思い、
日本語で話しかけた。
「いつも白い服きてますね?」とゆっくりとやさしく、電車が揺れたと同時に自然に彼女の耳元で話しかけると。
「僕の方に顔と目を向けた」
しまったとおもって英語で
「You always wear white, I sew you the other day... you were doing..」
と僕が彼女を本当に見た証拠を伝えた。
変な顔されるかと思ったら、恥ずかしそうに僕をみてにっこりしました。
人は少なくなる。彼女は僕の前に座り、僕が前に立って話し始める。
同じ席の奥に、よくいるでしゃばる男が現れる。
最初は彼を無視したが、そのあと相槌を打つことにした。
僕たち二人はどこか別の場所に行くことに決める。
二人は一緒に電車を降りたけれど、そのあと僕らがどこに行ったか
誰も知らない。