感動とは
彼女は僕にCDをUKロック教育のために貸してくれた。
どれもこれも不可思議なCDジャケットだった。 彼女はごにょごにょとこれは何々系だとか、これはいつのものだとか、僕が知りもしない言葉を沢山と使い。僕はただ聞き流しながら。CDを手に取った。
そのリストがこれ。まずはスミス
The Smiths - Strangeways Here We Come
これは...とても衝撃的だった。
The smithsの最後のアルバムというのは後で知ったけれど。後で聴いた他のアルバムとは全然違った。 なんとも不可思議で、抽象的で、
掴めないけどそこに存在してる力強さがあった。
特に衝撃だったのはこの2曲
The Smiths - Death of a Disco Dancer
不思議な...曲。
地球の割れ目から聴こえるような奇妙な声。 魂に語り掛けるような演奏。
The Smiths - Last Night I Dreamt That Somebody Loved Me
スミスの曲で一番美しい曲だと思う。
曲を聴くのもある意味でスキルが必要であると思う。
「暗い」とか「声が気持ち悪い」とか
そんなことどうでもよかったりする。 曲全体を魂で聴けばいい。
固定概念が人間はありすぎるから。単純なおとしか聴き取れない。
抽象絵画にしてもそう。わからない。のではなくて、
魂の耳と目を澄ませばいい。
聴いたことも無い音楽を聴くと魂が震える。
「なんだこれは???」
と思う。
最近の音楽を聴いてて「なんだこれは!!!」っという感動がない。 ビートルズを聴いてた時でもあんな昔の音楽なのに「なんだこれは!!!」ってなる。
新しく創造されるものなかに「なんだこれは?」がないのは悲しい。そういうものを創っていきたい。
それは奇妙で、不可解で、心地良くて、感動的なもの。