水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

ペンキの家

暗くなったけど明るくなった

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これで、1、2、3、4回目の引越し。5ヶ月間で4回も引越しした。

もってるものはスーツケースひとつなので移動は楽だけれど、頭の中は結構せかせかとせわしない。

 

新しい環境にまた順応しなければいけないというのが結構たいへんである。日本にいたときには引越しなんて一度もしなかったのだから。

 

(不動産)エージェンシーと契約し。僕ら4人は移動を始める。

 

エージェンシーとのやりとりの記憶ははっきりしないが、なぜかその後お金はキャッシュで大家に払っていた。エージェンシーは一度だけ大家にお金を支払ってそれでおしまいなのか?

 

ともかく僕らはそれ以来エージェンシーとのやり取りはなかった。

 

大家とはその後仲良くなり、ときどきみんなで語り合った。 

 

タイ人の語学学校生、Kayも含む2人と、そのとき気になっていた女性、はるなも家のペンキを塗る手伝いに来てくれた。

 

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家の真下はお店だったので、食べ物もすぐ調達できた。

 

窓のない部屋に追いやられて、すこし気がめいっていたけど、なんだか感じのいい友達も手伝いに来てくれて楽しくなってきた。

 

ロンドンの夏は爽快だ。 

 

ロンドンは1年中どんよりしてるのかと思ったけれどそんなことはなかった。

 

語学学校の皆はクラスにエアコンがないために、「暑い、暑い」とうなってたけれど、

 

女性の英語教師は、「夏なのよ!楽しまなきゃ!」と言っていた。

 

その意味が冬がやってきてみんな理解したと思う。 イギリスは殆どが冬。

夏の時間はごくわずかなのである。

 

そんな真っ青の空の下で、ペンキを塗る夏の日。

 

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