IRA
引越しはするといっても、全てのものを移動していなかった。
中国人の家を後に若者と過ごす新しい家へと引っ越す。
このまえ引っ越す気持ち満々でいたのに、すぐには出れない。1ヶ月前に報告の義務ありと中国人のおばさんにいわれて、またなにか言われるのではないかと、びくびくしていた。
ヨウタを呼んで2人で引っ越すことにした。
意外とスムーズに行われて、解約のサインをした。
いつもの
「OK, then」
という不気味な笑いを僕に投げかけ。 ぼくとヨウタはそそくさと家を出た。
これで北ロンドンからお別れだ。
家の近くの丘がある公園で僕らは座り込んで話をした。
ばからしい写真も撮った。
この地域はアイルランド系が多い。 そして昔はアイルランドのテロリストも沢山住んでいると聞いた。
一度犬を散歩しているアイルランドに出くわしたことが会った。
とてもフレンドリーだったけれど、
「北アイルランドから来た」
といわれてちょっとぞっとした。
知らない人もいると思うのでちょっと紹介します。
IRAという過激派グループがいまして、アイルランドの北をイギリスにのっとられた、ということでわれ等の領地を返しましょう。
ということで爆弾テロなど90年代終わりくらいま行ってきたテロな人達です。
実は僕も知らなかったのですが、こんな大きな爆弾もしかけていたのですね。
ということでテロリストグループとはなんの接触もなしぼくはそのキルバーンたるいまでもちょっと雰囲気よくない北ロンドンから一気に切り裂きジャックがいたホワイトチャペル周辺にひっこすのでありました。