水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

英国医療機関のセキュリティーホール

手術後の傷に悩んでいてもしょうがない。

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Royal London Hospital

この腫瘍を取り除かなくては傷もどんどん大きくなるからだ

 また別のやっかいな問題があった。

GP(Genral Practice ジェネラル・プラクティス、日本のローカルのお医者さん)は本来自分の引越した新しい家の近くで登録しないといけない原則がある。下手をするとその地域全体のGPの患者がうまると何処にもいけなくなる(なんて事は一度もないけど)

 

ただこれもまた不安にさせられる。言語がまともに通じないしシステムも全然わからない。

語学学校が終わった後に大学がはじまる前にこういったことの説明会があったけれど、同じ系列の学校なのに、語学学校生にそんな説明は一切無かった。 

 

考えてみれば、前のロンドン西、Actonに住んでいたときに登録していたところに登録を変えずに住所を変えない不利をしてただそこに行けばよかったのだ。 けれどもそれだと彼らからのアポのレターなども受け取れないことになってしまう。

 

そして今は登録を北ロンドンのキルバーンにまだしていた。僕はそこでアポイントメントをとらなかった。 手術をしないといけないと、言ったGPの女性の言ったことが信用できなかったのか、規則を守ったのか、僕は新しい家、切り裂きジャックの街、White ChapelのGPに行き診断された。結果同じで、専門医に会うのがかなり遅くなりそうだった。 へたすると数ヶ月。

 

今ではいつになるかパソコン上ですぐにわかるシステムだけれど、そのときは通知が後できて、いついつのアポに来なさいと紙面で伝えられる。

 

結局僕はそれを待つことになる。  

 

ここで僕はとてつもないイギリスの医療システムのセキュリティーホールをみつけた。

 

この方法は長年すんでいる日本人も知っている。

そして今でも新しくきたNon イギリス人に勧めている方法だ。

 

救急外来にいって泣き叫ぶのだ。

 

もちろん文字通り泣き叫びはしないが、大変なんだということを大げさに言う。そうでないと見てくれないからだ。

 

僕はたまたまWhite Chapelの家の近くにある大きな病院、Royal HospitalのEmergencyに駆け込んだ。

 

2時間以上待たされて、やっとのことでそこのGP(またGPかと思った)と会うことが出来た。

病院でも結局GPと会わないといけない。 最初は看護師、そしてGP、そして専門医(運がよければ)

 

僕は直感で大げさにいうことにした。