水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

スーパーマーケット症候群

広い空間に

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英語の勉強以外何もすることがないから、新鮮な場所に行きたかった。新しいものが沢山あって、色とりどりのスーパーマーケット。どんな野菜があるか見ながら英語の単語の勉強することもできる。 

 

赤い髪の中国人のおばさんの家に住むか迷っていた。

確か他にも家を探していたと思ったけど、記憶にない。

 

その時住んでいた西ロンドンのアクトンはスーパーマーケットが近くに無かった。

パソコンもインターネットもない僕は地図で調べて、近くの大きなスーパーマーケットを探した。

 

住んでいるホストファミリーでは朝と夜のご飯がでるけど、お昼はでなかった。

冷蔵庫もつかっちゃいけないし、キッチンも使ってはいけなかったので僕はすぐにそこで食べれるものを買おうとしたのだろう。

 

いや、ちがった、語学学校の授業で野菜の名前をおぼなさいという宿題があったからだ。

 

でも僕はスーパーマーケットに行くのがすきだ。 日本よりも大きくて。 

 

特に理由もなくスーパーマーケットに行くのだ。

 

スーパーマーケット症候群だ。

 

毎日机に向かって勉強して、夜になったら寝て、友達も大していないし。電話する友達もいなく。 インターネットもないし。本もその頃読んではいなかった。

 

だから僕はスーパーマーケットに磁石に惹かれるかのように向かうのである。

 

おおきな入り口に入り、沢山の人がカートを押して、無言で歩く。

 

日本みたいに音楽がなってないのでとても心地よい。

 

でも音がないとないで、不気味である。

 

近所のコンビニよりも明るめである。

 

よく洋楽のPVでスーパーマーケットが出てくるのでなんかその影響もあって、訪れたくなるのかもしれない。

 

ということでスーパーマーケットのミュージッククリップ。