水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

留学する意味⑮<鬱から逃れる魔法の使い方その4創造性>

創造性を養うのにどうしたら?

 

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Artwork by Satoshi Dáte

朝起きてなにもやる気がおきない、留学なんてしたってどうせ無理。留学してるけど何も先に進まない。このまま何もできずに帰るのか...というひと。 創造力を身につければ道は開かれます。

 

 でもつまらないものはつまらない、何をやってもつまらない。やる気がでない。倦怠感でいっぱいだ。

 

あなたはそう言うかもしれません。

 

僕の絵画教室の生徒で、モチーフについてこんなつまらないものを描きたくないと訴えられた時がある。

 

つまらないものなんて世界にはない。 見方次第である。いかに面白いと思えるか、そのつまらないものを如何にして面白い部分を探すか。それも創造性である。

 

デザイナーでいえばつまらない仕事がきた時に、それをいかに面白く考えて、楽しくして、クライアントに見せるかということも重要である。 

 

デザインに限らず全てにおいてそうではないだろうか? 

 

探れば

 

きっとみつかる。

 

見方の問題、直感の使い方の問題、創造力の問題。

 

世の中には醜いものつまらないものなんて一つもない。

 

本当に一体何をしたらいいかわからない!

 

って人はごまんといる。そういう人たちがイギリスに来る。そういう人たちが僕のアシスタントになる。

 

だから色々やって、見つければいい。 でもそれもただやればいいわけではない。

 

やってから

 

あ、これは違う。私には合わなかった。

 

と気付くのでは遅すぎる。やるだけでよければだれでもできる。

 

どうしたらいいのだろう? それは自分の心に触れることであること。直感を鋭くすること。

 

創造性は直感と第六感と関係してる。

 

普段の生活をシャープにすればいい。 アンテナを頭に載せて、面白いものをさぐる。

普段ぼーとしてるなら、可愛い自分が好きな形のカメラを買ってみる。

 

カメラ!写真撮るのなんて興味ないです。

 

そうでしょうか?これだけ携帯電話で写真を撮っているのに。撮るのが好きでないというのは真実では無いように思います。

 

可愛いカメラを買って普段持ち歩いて、面白いものを撮ったらいい。それでブログでも描いてもいいし、プリントしてアルバムにしたっていい。自分のために。

 

僕は普段アナログカメラを持ち歩いています。だから現像とプリントにお金がかかる。

お金がかかるから、神経を集中して撮る。 携帯のカメラとは違って、一心を集中して撮る。魂を入れ込む様に撮る。

 

だから直感が、創造力が、第六感が、鋭くなる。

 

ちょうど刀を研ぐように。

 

ふだんぼーっとして、ぼーっとつまらないテレビをみて、受動的なものばかり読んだり聴いたりしてると、魂はふるふるっと震えない。

 

カメラが高いのなら、スケッチブックだっていい。僕はいつも持ち歩いて創造力アンテナを頭に置いて探し出そうとしてる。

 

なにか面白いことはないか。 

 

ワクワクしながら。

 

スケッチが嫌なら、日記だっていい。 

 

普段持ち歩くことが大事。

 

つまらないと思っていたもの、退屈だと思っていたものが

どんどん面白いものに見えてくる。

 

僕のアーティストの叔父さんが小さい頃

「これは綺麗だよねー」

 

と全然綺麗に見えないものを綺麗と言い張る

 

この大の大人が一体何を僕たち子供にこんな真剣に語っているのか?

 

それで子供の僕は良く見て見る。そうしたら

本当に綺麗に見えてきた。

 

よーくみれば、まるでいままで美しくないと思っていた人が宇宙一美しく感じるようになるように。

 

これは!

 

美しい。

 

となるのです。 

 

そしてものにもっと興味がわく。色々なものが面白くみえてくる。

 

そして同時に、

 

「何が自分にとって美しいのか?」

 

がわかってくる。ということは。

 

「自分が何をしたいのか?」

 

が自然とわかってくるのだ。

 

スケッチが嫌なら体を動かしたらいい。 ダンス教室にかよったりヨガをしたりしたらいい。

創造性がそなわるコンテンポラリーのダンスが好ましい。

 

とにかく何でもある。

 

何をしたらいいかそれでもわからなかったら僕に聞いてください。