水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

留学する意味⑯<魔法の使い方まとめその1>

跳び箱100段を跳ぼう

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Artwork by Satoshi Dáte

苦しい中で窮地に立って。 ぼろぼろでも何とか這いつくばって、最低限できることをして、ちょっとずつハードルを少し少しあげていく。そうしたら、あなたは魔法が使えるようになる。楽しいことが、沢山やってくる。 ほんとですよ。

日常の事を書こうとしてたのに、教育関係の人とイギリスで会ってしまった為に語ってしまいました。

 

少しずつハードルを上げる事、それは誰でもできることではないだろうか?

 

跳び箱も、一段はだれでも飛べる。 それが2段になり、3段になり。といつの間にかみんなと同じくらい飛べるようになる。

 

毎日なにか、挑戦することをした

ら。いつの間にかできるのだ。

 

僕は小さい頃、絵はうまかったけど、本質的なことはまったくできてなかった。

 

その後、絵画教室に通い、美大予備校に通って、アカデミックな技術的なものばかり描くようになる。

 

いい加減に日本の美大に行くのも嫌になってきたとき、ふと、

 

自分の絵を最近描いていないな。と。思って。

 

勢い余って描いてみた。そうしたら思い描いた通りのものが描きあがった。

 

「あれ?」 

 

What the…

 

と英語が口からでそうになった。(この時英語話せませんでしたが)

それから絵を描くことが楽しくてしょうがなくなった。 毎回涙が出るような、感動を与えてくれる。時には絵を描くことはつらいことでもあるけど。仕上げたときの感動と言ったら、とって代えられるものはない。

 

跳び箱をとぶのが恐いように。 少し恐いけど出来そうな事、少しずつ挑戦していく。

 

何かを見つけたら、目指したいと思ったら、とことんすればいい。とことんして、その極限の極限というところまで来た時。 これは向いてないと思うかもしれない。

 

でもそれでいいのです。

 

中途半端にやってないから。次につながる。

 

中途半端になって、中途半端にやってしまったと思ったっていい。次の機会でもうすこし頑張ればいいのだから。そのやりきり加減がどれだけかによって次のステップが変わってくと思う。ようするに、もうこれ以上できない!ってところまでやればいい。

 

それが自分の甘えで仕事を終えているのか、他人の意見で終えているのか、恐怖で終えているのか、自分自身の魂が本当にもう無理だ!といっているのか見極めないといけない。 

 

みんな、留学なんかばかげてると言った。でも僕は留学できた。

セントマーティンズのウーマンズウェア科に入るのは天文学的数字の確立だから無理といわれた。でも入学して卒業できた。

自営してイギリスで生活するなんて無理だとも言われた。でもずっとイギリスに住んです。

 

なんでも無理と言ったらそこまで。