水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

日本人に必要な「プラクティス」という英単語

腫瘍が拡大し続ける

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漫画の「ジョジョの奇妙な物語」に出てくる「女帝」のカードを持つ敵が現われる。(知らない人はなんのこっちゃわからないと思いますが)

 

その「敵」は相手に腫瘍みたいなのを寄生させて、ドンドン大きく成長させ、ダメージを与える。

という攻撃をしてくるのです。で、前にも紹介した唇にできた腫瘍が。ドンドン大きくなりました。

 

前に一緒に住んでた中国人のおばさんも

「どうしたのよここ?」

と彼女の唇をさして、微笑を浮かべたときがあった。

ケアしてくれてるのかふざけているのかわからなかったけど、一応彼女なりに心配してくれたのだと思う。

 

その時は医者にいかず薬屋に言って「ヘルペス」の薬をもらった。

 

いっこうに治る気配がない。

 

なんで「女帝」の腫瘍ににてるかというと 時間が経つと「ジュルジュル」と液体がでて大きくなるのだ。

 

すみません気持ち悪い話で…音がでてたような出てないような…出るわけないのですがそんな感じで、漫画と同じなのですね。

 

漫画では大きくなると人間みたいな怪物にかわるので、そんなのが唇に出来たらこまるなぁと

まじめに思ってた。

 

他国に住むときはいろんな情報が必要である。父親が他国で生活することになったら

 

「警察」

「弁護士」

「医者」

 

の友達を作りなさいと言っていたのを思い出す。

未だに警察の友達はいないが、とりあえず2人は確保してる。 いや一人医者とは仲違いして会えなくなっている… その医者が実はこのときの大家である。

 

まあその話はおいて置いて。

 

医者の知り合いは重要であるなとこのとき思った。今は特におもわない。何をしてくれるわけでもないので。

 

というわけで、この「怪物」はどんどん大きくなるので、医者に行くことになった。

これはShadwellに引越す前のことである。

 

こちらの医者は

 

General Practice」略して「GP」という。

 

一般的なことを知ってますよ医者ということである。

 

Practiceという言葉を僕はかなり使うようになったけれど、このとき日本語英語のプラクティスだと「練習」になるので、なんだまだ練習してる医者なんて信用できないな。と思った。

 

でもこのPracticeって言葉実はめちゃくちゃ重要なんです。

 

日本語にはないこのPractice.すみません話が飛びますが。

 

現代日本に必要だとおもいます。僕の直訳だと「鍛錬」「修行」なんですよね。

まあ「研究」「探求」のほうが近いと思いますが。 修行が一番僕は近いと思います。

 

お医者さんや歯医者さん、鍼医さんも研修にたびたび行きます。そうでないと新しいことも覚えないし、自分の腕も磨かれないからです。

 

だからGPってのはとても理に叶っているなと。

 

なんか日本は一度資格を取ったら勉強しないっていう風潮があるような気がします。

 

イギリス人はつねに大学やなにかを学ぼうとするし、アーティストにたいしても、どんなPracticeをしてるの?と聞いたりもします。

 

今僕がpianoを弾いたり、書道をしたりも「Practice」の一環なんだとおもう。 趣味ってのはおかしなはなしで、趣味も全てプラクティスであるとおもう。

 

ただ楽しんで「はい終わり」 のようなゲームとか娯楽的な感覚とはまったく違うと思う。

 

ということでGPに行く話しは次回に。