誰がこれみてって言ったの?
これは絶対見たほうがいい!と誰かがいったのか、見るものリストに載せた。
白黒で綺麗。だけれどオープンニングの部分で、こだわりを感じられず、あんまりよくないのかなと思った。
全体的に言えば、まあ、良い。
賞とったどうかは映画に関しては、というかほとんどのアートに関してはなんの基準にもならないと思う。
特に映画は賞取ってないもののほうが良い可能性がある。
とくにアカデミー賞。 一番信用できない。
ある程度エンターテイメント性があって、アーティスティックなものがアカデミー賞を撮る作品のような気がする。 あとはまあアメリカの宣伝という感じだと思う。
昔のモノクロ映画を意識しているのがすごくわかる、撮り方とか、意味不明なシーンとか、映像が鮮明すぎるせいか、非常にデジタルっぽくチープに見える。 色があるものをむりやり白黒にしたような感じ。
セットや画面にこだわりを感じられない。
主役の女性、役を演じた人は自然でよいと感じた。
最後の方の波のシーンはとても好きである。
だけどこれは何を言いたいのかわかるけど。
今まであったアート映画をつぎはぎにして作りましたという感じ。
で、すごくプロフェッショナルじゃ無く感じた。
映画もやはり、「魂」なのだなと改めて思う。
魂を込めた作品って、ひどい撮り方してもなにか伝わる。
モノクロだからいいんのではなくて、カラーでもなんでも魂が込められてるか?ということだと思う。
この映画を低く評価している人は僕の意見とは違う。 いわゆるアート映画をみたことがないひと、何がいいかわからん人。見方がわからない人。 間とか構図とかアート作品としては(言っていることと矛盾してるけど) よくできていると思う。だから「なにもおきない」「つまらない」と言っている人に対しては、「いやよくできてるし、きれいに取れてるよ」と反論したい。
ただ僕が言いたいのは「これはただの継ぎはぎでしかない」
悪くない、ひどい作品ではない、だけど…
なんかひっかかる。これだったら、普通にドキュメンタリーである女性を追って表現したほうがよっぽど心に響く。
も一度見たいと思わないし、これみたほうがいいよ!とは絶対に言わない。
とにかく現代の作品は音楽もしかり、すべてエゴがみえる。
なにがしたいのかみえみえだから。 みててつまらない
非常に表面的で、こころに響かない
そしてわたしたちはそういう心に響かない、「なんとなくアーティスティック」だっというものを無意味に多大な労力と費用で作り出してる。
名作を見直したほうがよっぽどよい。
時間もエネルギーも無駄である。
もう新しいものなんて作らないでいいと思う。
「中途半端な気持ち」で作るならそれは環境汚染と僕らの時間を奪う罪になる思っている。
アートは何となくではつくれない。 内なるものからこみあげて作るもの。
「これを作ることに必要性があるのだろうか?」
と問わなければいけない。