初めてイエローキャブに乗る
住所がわかるといよいよ。
ホステルに向かう。 電車もバスも地下鉄も使い方わからない。
とにかく日も落ちてきたし、早めに着いた方が良いと思ってタクシーを使う
すかさず、恐怖も感じず。イエローキャブに乗った
考えてみればタクシーを使うほうが危険なようにも思える。
そこに現れたのはターバンをしたインド人ターバンをしたインド人の運転手。
運転手は選べるものなのか?タクシーに乗ろうとして、すみませんあなたの人相が悪いのでとか、英語が喋れなそうだとか、インドに連れていかれそうだからとか、そういった偏見で選んではいけないのだろうか。
1秒の間でぼくは少し固まった。 そこにはインドの世界が繰り広げられていたからだ。
中に入ると僕は一度も言ったことの無いインドにいた。
誰だかわかんない肖像画が目の前にある。偉い人なのかお坊さんなのかわからない。
キラキラしたアクセサリーが至る所にぶら下がっていた。 車が揺れるたびに右と左と奥に手前にとぐらりぐらりと動く。 これもまたお客さんへのエンターテイメントなのだろうか?
そしてもちろん音楽もインド人の音楽である。
インドの曲ではないけどマンハッタンの光景がみえるミュージッククリップを
(今の CAT Power ちょっとこんな風になって残念に思う。色々あったんだろうなと思う。なぜこの短髪なのか。昔の挑発で暗い感じが僕は好きだ。 )
ニューヨークに来てインドに行けるとは思わなかった。
着いたところは随分北のほうである。
チップを渡して僕はお礼を言ってホステルに入る。