じつはロックをやりたかった
とりあえず、チケットもぎりぎりで買ってJalで行ったような気がする。
エレキギターを持っていったような気もする...
(また帰ってきてとりにくればいいのに、最初の渡航は全て持っていきたくなるものである)
これは確かではないが、とにかくハチャメチャだった気がする。
いつの間にかロンドンについていた。
ボストンに着いた時も不安だったが、今度は未知数の時間が目の前にある。
セントマーチンズに合格しなければ基礎コース(ファウンデーションコース)を1年して帰らないといけないかもしれない。
もし合格したら、ずっといる。 でもいつまで?
弱気でいたにもかかわらず。 今回はボストン滞在と違い
「絶対この国に永住してやる」
と足がイギリスの地に着いたとたん、決めていた。
「なにを馬鹿な事を」と僕の旧友の生霊が耳の片隅でぼそっといったけれど、
このときは気にも留めなかった。