水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

部屋が散らかっていると人生も散らかる - 幸せ手引き

物理的環境が変われば人生も変わる 

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Artwork by Satoshi Dáte


生まれて間もないころは家は綺麗だった

そして母も綺麗だった

うちの母も若いころは綺麗にしていたのにと言っていた

彼女の人生はとても充実したのだろうと今思えばわかる

 

 

整理、整頓されている家、風通しの悪い家、散らかっている家いろんな家を訪ね、泊ったことがある。

 

これらも私たちへ確実に影響を及ぼしている。

 

家がどういう状態であるかが住んでいる人を再現する。 

 

必要のないものに囲まれている人は、捨てることができず、執着心、何か心に満たされていないために満たそうとしている人だ。 

 

僕の経験上、アーティスティックな人は芸術家はそういう人が多い。亡くなった叔父は芸術家であったがとてもきちんとしていた。でも彼の作品はとても整理され、混沌としたものがなかった。

 

芸術家は人生が荒れてて、整理ができないというのは、あながち嘘ではないが、「それができない」わけではない。

「organizing for creative people」という本を読んでみるとそのことが書かれている。著者は生活を整理することでアーティストやデザイナー、ミュージシャンは成功に導くことができると言ってる。

 

いわゆる、現代でいう芸術家はADHDであったり、社会と関りを持つのが困難なセンシティブな人である人が多いかもしれない。僕もそういった傾向はある可能性がある。だからこそ、整理整頓できないのかもしれない。

 

だけれど、「できない」ことではないとおもう。

 

実際に僕自身過去に比べてずいぶんと変わった。

 

大切なもの(?)と言えるものも捨てられるようになった。

 

ではなぜ僕は改善するようになったか?

 

というと、本を読んで学んだり人の話を聞いたりもあるけど、最大な原因は散らかってることでその人を不幸にさせまた「死」にも至らせることがわかったからだ。

 

叔父の話をしたけれど、彼が亡くなる10日前ほどに会ったことがある。整頓されていた家はぐちゃぐちゃで、悪い空気が流れ、お風呂場は黴臭かった。

 

そこは別世界で、彼がすでに死の世界に足を突っ込んでいることがよーくわかった。自分も別の世界に入り込んでいきそうだった。

 

部屋がよい状態でないと私たちを病気にさせて、死にも至らす。

 

と恐怖を感じることもまたよくないが、そういうこともあるんだなと頭の片隅に置いておいたらいい。 ミニマリストになる必要はないと僕は思う。

 

ただ必要じゃないものが周りにあるのは誰が考えても無駄だし、汚いのはもちろん、衛生上良くない。