水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

男女混合車両にむりやり入れさせられた④

痴漢された記憶

f:id:SatoshiDate:20191105114444j:plain

ネットで見つけた漫画。小さい頃結構こういう状態だった。

見ず知らずの人にいきなり、多くの人の前で「触ろう」とおもう感覚はいったい何なのだろうか?

男性に対してよりも、女性に対しての痴漢は圧倒的に多いであろう。

でも僕は痴漢に合ったことが何度かある。

 

痴漢とはなんであろうか。 触れて嫌に思う事。 触れて嫌に思わなければ痴漢ではないのだろうか?

 

日本では、(大人になってイギリスで数回あう)小さい頃に一度だけ、記憶していることがある。 あれはなんだったのだろうか?

 

渋谷の映画館に僕と兄と母はよく観に行った。 

 

母は映画が好きなので、「映画を見に行こう」といわれ、僕ら二人は何を見るか相談して決めるのである。

 

そのとき何を見に行ったかは覚えていない。だけどどんな映画でもぼくは結構すきで。叔父の家にミニシネマの部屋があったおかげでホラー映画以外はなんでも苦痛なく観られた。

 

映画鑑賞中に、トイレに行きたくてしょうがなくなり、一人でトイレに行った。 2時間も拘束されるのである、膀胱が小さい子供には耐え切れない。

 

トイレにはいると中年の男性がいた。

 

僕はこの頃私立の小学校に通い、往復2時間の電車通学を一人でしていた。 家の最寄り駅には親は迎えにも来ず、いつもひとりで帰宅していた。 

 

「変な人がきたら噛みつきなさい」

 

といわれていたが、はたして大人相手にそんな方法で立ち向かえるのか。とおもっていた。

 

男は浮浪者のような感じがしなかった。

 

右側には何枚もの鏡と洗面。左から奥に十数個の小便器がならぶ。

 

随分と広いトイレである。 

 

子供だったからそう感じたのか。

 

ぼくは小学校低学年だった。 いやもしかしたら4年か5年生だったかもしれない、小学校高学年なのにこんなことをされた。と思ったような記憶もある。

 

続く