大きな壁が永遠に続く
ここはパレスチナか。壁というよりも灰色の建物が続いていく。
もちろんそこに角はあった。
僕らの手前に曲がり角が。
そこからぽつりぽつりと小さなパーティー会場、ここではピクニックの集まりが行われていた。
焚き火を炊いているところもあれば、ただ集まっているだけのところもある。
僕は壁のような永遠に続く建物の前にある、50mくらい離れた場所から直角に進む2mくらいの壁の連なりのそばでピクニックをしていた。
Yu.Sa.はふらふらといろいろなピクニックを点々としているようだ、きになってしょうがなく、彼女をぼくらのチームにさそう。
「あとでいく、いけたらいく」
というような冷たい返事がかえってきた。
「いつものことか…」
と思う。
彼女と暮らしたこともあって、感情的になったところをみたせいか、そのように感じたのだろうか。
温かい心の持ち主ではあったが、ちょうどこの壁のようにへだたり、都市の真ん中で育ったような冷たい、無機質な印象を受けた。
なにかの爆発音が聞こえ
「しめた!」というおもいで僕はそちらへいく。
時間は午後4時を過ぎ、もうYu.Sa.が僕らのところにやってくるには遅すぎた。
なにかあたらしいハプニングをきたいしていたのだろうか。Radioheadのヴァン(トラック)らしく(Radioheadが結成した当時すぐにバンド用にVanを買ったというエピソードが強く記憶にのこっていたからだろう)
あらゆるものが散らかっていた。
ぼくの部屋にある、ごちゃごちゃした、必要なのかどうかわからないものが散らばっている。
その中には使う事が殆どないブルーのバランスボールもある。
だれかが、これも持ってくの?と馬鹿にしたかのように問う。いやただ確認したかったのかもしれないが、僕にはそう聞こえた。
夢はここで終わった。
Happiness 4
Reality 5
Keyword:不安、いらいら、灰色、無機質、拒絶、広い外の空間