初めてのイギリス
ロンドンに着いた時は確かに興奮はした。と思う。はっきりは覚えていないが、これが今まで小さい頃から憧れた音楽や芸術が生まれた場所なのだろうか?と思っていたかもしれない。
憧れの地についたからといって、誰かが歓迎するわけでもなく、電車の中でビートルズが歌い始めるわけでもないのだ。
そこには日本とどこかかわらない、人がいて、物があった、街があった。
電車はきしみながら動き始め、次のデスティネーションへと僕を運んだ。
僕の泊まる所は結構遠いとこだった。 東の端でセントラルライン(という電車の線)の最後の方だった。
夜遅くなっていた。
僕は道が確かか、わからなかったから、道を数人に尋ねた。 そしたら近くの人が運よく知っていた。 ベッドアンドブレックファーストをやっている目的地にたどり着くことができた。
そこでEmailでやりとりしていた、ホストの女性に会う。
2回の部屋に連れて行ってくれた。
どうやら自分の娘がもう出ていったようで、部屋を貸しているようだった
ロンドンではそういう家が多い。
イギリス人は十代半ばか終わりになったら、人暮らしをする人が多い。イギリス全体そうだろうか。 だから皆個人主義なのだろうか。 若いうちに自立させることは良いことだ。
空いた部屋をベッドアンドブレックファーストなどで貸すのだ。
小さい部屋だった。大きなベッドがその部屋を占領していた。
部屋にシャワーが付いていた。絨毯の上にシャワールームがあり、なんか不思議な感じがした。
困ったのはトイレだった
これはイギリスに来た人は知っているかもしれない
トイレを流すのにコツがいる。(もちろん古い形式のもの、といっても新しいものもあまり変わりないが...)
ゆっくりと流すと絶対に流れない
さっと流すと流れる。 しかも勢いよく。
僕はイギリスで、あらゆるトイレと格闘したので
どんなトイレとでも戦うことができると確信してる。
まず指を痛めないように、レバーの端指2,3本を置く。
徒競走の用意ドンをするように、
一気に下に押すのである
そこで程よい圧力はかけないと流れない
失敗で少し水を流してしまうと
また水が溜まるまで待たなきゃいけない
焦ってしまうと、何回も何回も流そうとするため
水がちょっとたまっては、流してしまい、永遠に出てこれない。
失敗した時は、水が溜まるのを待ち、
一気に圧力かけて流す。
全然流れなかったので焦った...
いきなりイギリスに来てトイレを壊したかと思った。
来た瞬間に警察沙汰になるのはいやだったのだ
しかし時間をかけてやっとコツを掴んだ。
トイレの流し方も勉強し、
明日早速セントマーチンズに行く予定だ。