水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

無料の語学学校に行く – イギリス留学<準備編>

セントマーチンズのオフィスに行く。f:id:SatoshiDate:20190413202611p:plain

日本から電話で話した、女性の秘書と会えた。  

「Hi Satoshi」と感じの良い若い女性だった。 

資料を渡してもらう。 いろいろと大学の説明をしてくれた。

 

セントマーチンズのファウンデーションコース(1年)に入るとどうやら、ファインアート、グラフィック、プロダクトやファッションデザインなど色々と勉強しないといけないらしい。ファウンデーションに来る人は、大学で何を勉強したらよいかわからない人が来る。 みんなにいろいろ試させ、1年間の間の数か月で進路を決めてもらう。

 

でも僕はファッションをやる事を決めている。

 

だから同じ系列の大学、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに行こうと思った。

 

もうすでにポートフォリオの審査を通っているからどちらでも行っていいと言われた。決めたら連絡してくれと。(今はそんな簡単にファウンデーションコースは通らないと思う)

 

その時思い出したのが、彼女は日本語が喋れることだった。

 

「I thought you can speak Japanese」

日本語喋れるとお聞きしましたけど? とたずねる。

 

Yes, I know but you can speak English, there is no need to

と言われる。 僕の下手な英語を褒めてくれて自信がついた。

 

僕は語学学校について聞いてみた。学校がはじまる前に語学学校に行こうとおもっているけど、もう始めないとまずいでしょうか?とたずねる。

 

そうしたら学校の内部の語学学校の資料を見せてくれた。

 

It’s free

と言われて。なにが無料なのが良くわからなかった。

 

カタログが無料なのか。まさかカタログをもらうのにお金を払わなくてはいけないとは思わなかったけど、混乱した。

 

「Free? What is free?」

無料ってどういう事?と僕はきく。

 

「Free means free..」

と彼女は答える。

 

ぼくはフリーに別の意味があるのではないかと思った。

日本語で喋る必要ないと言われたそばから、Freeの意味も分かってないのだ。

 

そして彼女は

 

「ただ(無料)」

 

と日本語で言ってきた。

 

「Really? The course is free?」

僕は驚いた。

 

彼女はさっきからそれを言っているのだけどという顔をした。

 

どうやら大学に入学が決まった人はみんなただで大学の語学学校に行けるらしい。

 

後できいたのだけど、アジア人があまりにも英語が下手なので、しょうがなく無料の語学学校を作ったとか。 どちらにしても多額の学費を払うのだからそれに含まれているらしい。と言うようなこともきいた。

 

海外からくる生徒は英国人の3倍近く払わなくてはいけないからだ。 

 

イギリスは大学産業でお金を稼いでいる。