水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

顔なしでイギリス留学がいい - イギリス留学<準備編>

外見を気にしなくなると楽になる。

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Unexpected Truth - Artwork by Satoshi Dáte

イギリスに来るとわかるが、日本ほどイギリス人達は外見を重視しない。よくなんであの美女があんな人と?とか言う話をイギリスにいる日本人達は話す。外見を重視していないのであろう。

 

これから留学にいくというのに、顔がめちゃくちゃになって、一体何しに行くのか。いっても無駄だなど考えた。 エレファントマンのように紙袋でも被ってイギリスに渡英しようか。

 

顔なしでもいいのではないか。

 

なんで僕の顔をみんなじろじろ見るのか。

 

顔なんてなくたっていいのではないか。

 

4月にロンドンに行くのに、自分の精神状態はまっさかさまに落ちて行った。

 

やっと気持ちが上がってきたというのに。

 

 

自分の顔がもともと気に入らない人。

 

整形をしたい人達は、居ても立っても居られない恥ずかしさを感じるのだろうか。

 

僕はそこまで極度ではなかったけど、気持ちはわかる。

 

生まれながら自分の体に満足しないひとは、それを繰り返し唱え続けることで、本当に体を別物にしたいと願ってしまうのだろう。

 

ただこういった羞恥心というものを味わったおかげで

 

また鼻をへし折られてよかった

 

体というものの執着が随分薄れた。

 

子供の時から自分の背の低さや、顔だとか、外見に劣等感を感じていた。

 

大した怪我でもなかったけれど、

 

僕にとってはプライドの高い、周りに無関心な人間だった僕を

 

地面にたたきつけてくれたのだと思う。