水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

お風呂

今の時代にお風呂なんてある家は古い。

Photographed by Satoshi Dáte

というのがロンドンの家々。

この留学を始めた頃は、たまたまか時代なのか

お風呂がある家にばかり住めた。

お風呂なんてまわりが水浸しになるし、つかることもないし、

無駄なもの

 

というイギリス人感覚。

 

そしておもしろいことに、日本人もバスタブがあってもロンドンでつかる人はすくない。

 

僕はできるだけつかるようにしてる。

 

ただ3人、4人で住むとなると(もちろん日本の家族もおなじくらいの人数で一緒に生活しますが)

 

のんびりとつかってはいられない。なのでできるだけ皆がいないときにつかることにしていた。

 

海外で生活し始めの時期はいろいろなことが頭に入り込んでくる。とくに違う人種の人とくらすといろいろなぶつかり合いもある。

 

瞑想なんて高度な技術はしらないし、やろうとも夢にも思わなかった。

 

だから瞑想の代わりに僕は湯船につかるのだった。

 

フィルムカメラで撮って自分で焼いた写真