英国に来たなら日本語を喋るべき!
いよいよ念願の留学がはじまったわけだが、語学学校には日本人かアジア人しかいない。韓国人、中国人、台湾人、シンガポール人、タイ人、日本人。
そしてそこでは日本人は当然集まり、日本語で話しだす。
「はじめまして、OOです。」
と英語だったら絶対自己紹介しないだろう人が日本語で話しかけてくるのだ、そしていつのまにか日本人の輪ができる。
まるで同じ色の細胞が引き寄せて大きな細胞になるみたいに。
せっかくイギリスに来て、日本とこんにちはである。
経験したことない環境に置かれた、怯えた小動物が藁を掴みに来る。
もちろん僕もボストンではそうなった。気持ちはわかるけれど、これではプールで25m泳ごうと決めて1m泳いだ後に諦めてスタート地点に戻った感じだ。
僕はスゴイ違和感を感じた。
そんなわけで僕は、日本人とも英語で喋るようにした。
「おはよう」
と言われたら。
「Morning」
と返す。
相手は、
「...」
となる
それを始めたおかげでぼくはクラスで、ほとんどの日本人に反感を買ったのである。