謎の女性が家にひょっこり。
そこで僕はこんな人に会う。ヒロシさんと親しいカナダ人のミュージシャン女の人。ヒロシさんの友人っぽくなく、若い人だった。体格はすこし大きくて、眼鏡をかけて長髪。彼女の名前はAnna。 一向にアメリカ人に会わない...
カナダ人。近い。けどそんなこと言ったらどちらかに怒られるだろう。
よくゲストが来るとゲストを呼んだ張本人がいなくなって、いつも家にいる僕が相手をしてリビングで二人きりになることがよくあった。その一人の彼女は音楽のことでとても気があった。
ルームメイトはクラシックかジャズ。意外なことに、Rockのはなしになると、とんでもなくPopな音楽しか聞かない。 クラシックを聴くのに、なんてこんなCheezyチージーな(英語で安っぽい、臭いという意味)。
そこでAnnaは僕の好きな音楽をたくさん知っていた。 UKロックにアメリカのロック。 そこで音楽の話で盛り上がる。
クラシック音楽の人は頭が固いという話になったが。面白いことに、ジャズの人はもっと頭が硬いらしい。
なんと...
フリーな感じがして、即興などもするけど実のところ複雑なルールが沢山ジャズの中にあって、クラシックよりも頭が固くなるらしい。
嫌もしかしたら徒弟制度的なところにあるのかも?そんなものないかもだけど。
なんかそれを聞いてちょっとリラックスできた。 僕もまわりがいうように、音楽を勉強する必要もないのかもしれないと。思った。
これを読んでる人達はファッションの勉強をするんではなかったのか?と思うかもしれない。僕はこんな感じなので、常に何かいろんなものに挑戦したいと思うのだ。
その時その瞬間に何かしたいと思ったことに、やりたかったことと天秤にかけて、僕は直感で行きたい方向に行く。 音楽に行こうか、ファッションに行こうか、ヴィジュアルアートに行こうか、もちろん迷った。