物になった女性をあなたは愛せますか?
不思議な夢を見た。ヨーロッパのどこかにいる ドイツだろうか。 建物に入っている。 これは彼女の領域である。 僕はそこに彼女がいることを分かっていたけれども 自分の反抗心か 僕はそこに行くことができなかった。
まる彼女に嫌われることが嫌なのか それともこの絶好のチャンスを自分でつかみたいのか?
僕は 思い切って その部屋に入る そしたら彼女はそこにいた女の子友達と喋ってるようだ。
まるで大学生のような雰囲気である。
木造の建物だ、薄い板でカードボードの用にもみえる。 入ったら右側が窓(真っ暗だ)で左側には講談のようなステージのようなものがある。(よくみえなかった)
人がたくさんいる 僕は人を押し寄せて何かをするふりをした。
そして彼女と目が合うように わざと彼女の近くに行って ドアの方へ向かう。
彼女と目が合う。彼女の目は迷惑そうであり、 嬉しそうであり、僕と話しそうでもあった。
危険な動物に近づくようだ。
受け入れたい。
彼女がやっと見えてきた(人込みでよくみえなかった)。僕と話したそうだった。
僕は落ち着きながら話せない。 限られた時間の中でドアから外に出る
すぐそばにある小さい部屋を探す。 そうするとすぐにちょうどいい 誰も入れないような密室がある。
窓も何もない完全な密室である。
着替えの場所であろうか? 話したくて僕ら2人とも興奮してるようだ。
二人ともこれからどうしたらいいかわからないのだろうか?
そうこうしていると急に電車が発進するとアナウンスが始まる。
僕らの部屋は電車の一部だった。 どうしようと僕は言う、しかし彼女の方が落ち着いていて
「大丈夫」
だという。
彼女には 常にアポがあってそれに間に合わないような気がした。(いつも夢ではこういう設定だ、彼女は何かに急いでいる)
次の駅はパディントンのようだ。 ということは ここはロンドンであろうか。
ロンドンなんて大都市に住んでいる僕はなんてラッキーなんだろう。
僕らは外にいる。 アムステルダムだろうか? 川がたくさんある。 半円の橋が目の前にある。
いつの間にか彼女は厚さ1.5㎝ほどの iPad のようなものになっている。
彼女の髪はほとんどなくなっている そして髪の毛はしわくしゃにちりちりになっているすべての顔の部位は小さく鼻も口も小さくなんだか ドラゴンボールのミスターポポみたいな顔になっている。 彼女は動画なのか、iPadのようなものいなってしまったのか? わからなかった。
彼女に何でそうなったかを聞いてみた。 そうすると彼女は 打ち明けてきて 彼女の彼、もしくは旦那がひどいことをするらしい。 最初からストーカーであったことを話した。
そして最初に付き合う時に20分間も彼は土下座したらしい。(意味が分からない)
僕はその時よく聞きとれなくて、「君がしたの彼がしたの?」と真相をわかりたくあせってきいたら、彼女は「彼がした」という。
いつのまにか、 iPad 的なものが消え去っている。
僕は彼女と電話で話してるようだった。 「他には?」 と 僕は聞くと「こんな最悪なものを送りつける。すごい変な人なの」 そしてそれをインターネット上で転送してくれたが見ることができなかった。
「ありえないのよ」
と言った。そしてこんな風な姿になってしまったのも全て彼が原因だということを言っている。 果たして彼女はこの iPad から 普通の人間に戻ることはできるんだろうか。
僕はこうなった彼女を愛せるのだろうか?
美術予備校に通っていた時、髪の毛がすごく薄い女の人がいた。まるメガネをかけていて、メモ丸かった。彼女は 先天的なものなのか病気なのか?それとも 自分で髪をちぎったのか? 彼女と僕は友達だった。もちろん その髪のことについては何も触れなかった。
病気であれば なぜ髪の毛を剃らないのだろうか? まるそれは男性的なバーコード髪型で薄さを隠すようなものなのか。
しばらくして 似た人がいて声をかけたことがあったがその人 全く別であった(と思う)。 1000人もいない 予備校の中で同じような人がいるのは不思議なものである。
同じように丸眼鏡をしていたひとだった。 顔も似てたような気がする。
間違いようがないのに、と思うその女性は混乱した顔をしていた。
予備校話で面白いエピソードを思い出した。
そこには双子の油絵科の女性がいた。 なにかをきっかけに知り合った。 ショートカットで鋭い目つき。 けれどこころは静かだった。 彼女には双子の姉がいてだれも見極められなかった。
そして性格は真逆で姉はいつもいらいらしてるようで、口も汚い。
「ってか!あいつむかつく!!!」と皆がタバコを吸ってる階段の踊り場で叫んでたのを思い出す。
いちどデザイン科(わたしはデザイン科だった)の友達がまちがって、その姉に声を掛けたら
「あんたのこと知らないんだけど!」
と強い口調で言われ
完全にその男は混乱したらしい。
双子がいることも知らなかったようだ。
ところが、この双子に関しては僕は見分けがついた。 よく僕は友達の双子めがけて、話しをしていたので、姉の彼女は僕の顔を見て不思議そうにみる。
いつも間違えられて嫌気がさしてそうだったが、僕は見極められたのだ。
むしろ彼女はいつも見間違えられるから、妹とは違う性格で「性悪女性」を演じてたのかもしれない。
いつも姉は愚痴をいっていたが、感じの比較的おとなしい妹はいったいそれを聞きながら一緒にいていやではないのだろうか?
僕は彼女といまだに連絡が取りたいが、どこにいったのかしらない。名前も覚えていない。
夢の話に戻すと。その髪の毛が薄い女性の記憶が蘇って現れたことは間違いない。
僕は電話で話している時あたりを見た。 土手のような場所にいることに気付く。 すぐに 僕は電車から飛び降りたようだ。 彼女と一緒にいたのではないんだろうか? だから僕は彼女に電話ですぐ降りて!と頼んだ。
彼女と会いたかった。
そして 待ち合わせをしようとする。
僕らはどの町にいるのか?
彼女をしばらくここにいるようだった ここはオランダなのか どこなのか?
何か理由があってここにいるのか?
大学のためか?
そして僕ら、読んでいるあなたも、いったいどういった理由で今住んでいるその地を選んでいるのか?
ロンドンには一生住むのですか?と聞かれることがある。
そんなことわからない。
いま自分がロンドンに住んでいる事すら忘れることだってある。
彼女とは明日でも明後日も会えるような気がした。
彼女とこんなに長く話すことは 久しぶりである。 もう一度会えるかもしれない。お互いが興奮するような会話はしばらくぶりだ。
現実世界では二度寝をしてしまう。 何かしらの恐怖でそして彼女にまた会いたくなる。 美しい人。僕は iPad に向かって 僕の思いを伝えた。 どんなことだろうと愛の誓いをする彼女がどう考えるのかわからなかったが1.5cmの薄さになった彼女が以前のように美しくはなかったかもしれない。
だがそれが 一体どういう意味があるんだろうか?
50年後に100年後に彼女と婚約をした時に彼女が美しくある必要はあるのだろうか。
Happiness: 5
Reality: 4