水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

はっきりとみえる妖精

口が特徴的

Artwork by Satoshi Dáte

薄暗い夕方。夜にいる様で日中だった。

 

山の道のようにカーブがある。左手に小さい城をみる。工事中でロープが引いてある。2、3人の作業員がヘルメットを被って作業をしている。

 

 

「近くに大きな城がある、これは偽物か負けずと作った小さな城なのだろう」と僕は確信して思う。

 

少し歩くと同じ側にミニチュアの素敵な城が築かれている。古そうで300-500年くらい前のもののようだ。ライン川でみた城を思い出す。 大きさは40㎝幅のもの。 よく見ると城は高くなっていく斜面に連なっていた。そして高い位置にある城は城下町のようにひろがり、そこにも作業員がいた。 

 

僕は大きな部屋にいる。

 

今、アーティスト・イン・レジデンス(アーティストがある地域に滞在して制作するプロジェクト)をしているFull Empty (fullempty.net) に僕はいるようだ。

 

知って間もない女性と大きなテーブルが綺麗に何台か置いていある。 壁には大きなガラス窓がたくさんある。きっと僕は1階にいるのだろう。

 

2階からもの音が聞こえる。

 

僕は心配になり誰がいるのか知りたくなる。

 

いつのまにかアジア系(インドネシア?)の女性がゆったりとした雰囲気で奥のほうで立っていた。

 

近づくと彼女の肌は浅黒く、目が大きく、口は厚く横に大きかった。 すこし不気味な印象もあったけれど、笑みをみせるとほっとする顔立ちだった。

 

彼女は2階でレジデンスをしているようで、彼女と二人でレジデンシーをすることになっていたらしい。

 

隣にいた女性はそれをもともと知っていたようだ。

そしてその女性は僕たち二人を「兄妹みたい」と言ってきた。

よく見ると自分に似てるようだった。

 

彼女の顔は現実のようにはっきりとくっきりと見えた。 どこかで会ったようで会ったことはないようだ。

 

薄暗いけど、淡い光がはなつ大きな部屋。 奥にある玄関から光が差しだしていて、彼女の顔や髪を照らしている。

 

Satoshi Dáte Full Emptyにてポートレート絵画制作中です。

11月3日以降から展示です。

是非いらしてください。 伊達も在廊しています。

 

東京のポートレート展示会(来てくださった方、地域の人々を描いていくプロジェクトです。もしよろしければ描かせてください)

https://note.com/satoshidate/n/nbccafeff82fb

 

Happiness: 5

Reality: 8

Keyword:女性、ギャラリー、リアル、光、美しい風景、姉妹、不思議