アメリカに来てバットマン
ヒロシさんの顔が広いからということもあるだろうけど、またもや重要そうな人と会えた。 ふらっとアパートにやってきたのは、ドイツ人の背の高い男性。オーケストラゼーションたる仕事をしてる人だった。誰かが作曲したものをキーボードなどで色々な音に分割して、オーケストラで演奏できるように編曲する仕事らしい。 彼はバットマンの映画のオーケストラゼーションをしてるらしい。
続きを読む数日後、彼女に電話した。同じ地域に電話してるのに。初めての電話に緊張した。その時は国際電話をしてるみたいで、ドキドキした。受話器だってもちろん日本と違う。持ち方は何となく分かるけど、プープーという音もまたなんとなく違う。電話をかけたら異世界と繋がるんじゃないかって思った。何度か電話したけど出なかった。セクシーな彼女の留守電の声がまた英語で何度も聞いて新鮮さを感じる。
続きを読むヒロシさんとAnnaのコンサートに行くことになる。はじめてのロックの演奏をアメリカで見れるのはとても嬉しい。Annaが演奏するのを僕はすごく楽しみにした。どうやらヒロシさんはAnnaを気に入っているようだった。 ヒロシさんは仕事だったので待ち合わせをすることにした。 携帯もないから会えるかどうか不安でしょうがない。
続きを読むハーバード大学に勝手に入って満喫した僕は家へと旅路についた。
帰りはなぜかわからないが、変なバスに乗ってしまった。 例の1Bとやらだ。途中でこれは絶対に帰り路ではないと思って降りた。幸い、家に帰る途中にある大きな橋(一つしかないのであの橋が折れたら帰れないなと思った)が見えたのでそこに向かって川沿いに歩いた。
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