水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

グラフティー落書きアート in London

ロンドンにはたくさんの落書きがある。

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北ロンドンの公園。ロンドン留学のときに住んだ家の近く。

グラフティーといったらアメリカなイメージだけど。そういう文化もロンドン、イギリスにあるのね。 

あたらしい家にひっこして、その辺をうろちょろした。

 

 

家は謎の位置にあっておもいだせないけど、たしかこの大きな公園を歩かないと行けなかった。

 

歩かないとというか、歩けるからぼくは気持ちが良かった。

 

ロンドンはくもりで雨ばかりというけど。春夏はそんなこともない。

 

実際ずっと後で知ったけど、日本の方が全然降水量が多い。

 

ふってもパラパラ。すぐやむ。

 

写真にある歩道橋を登って、坂のある公園をひたすら歩く。

 

こんなところにもグラフティーが。

 

グラフティーがあると、ちょっと物騒な地域な感じがした。

 

臆病者のぼくだけど、地域に関してはなにも気にしていなかった。よく日本人が日本からやってくると。

 

「この辺は安全でしょうか?」と男の人まで言う。

 

男の人までというと性差別になるけど。 なにを怖がることがあるのだろうか?

僕よりも体格がよいあなたが、襲われるとでも思っているのだろうか?

 

銃社会じゃないし。ぼくはよくわからない。

 

実際に今まで危機的な危ない目にあっていないから僕はのんきな事をいっているのかもしれないけど。

 

いや、あったかもしれないけど、いちいちそれを思い出さない。

危険は常に隣り合わせ、地域によって治安悪い良いはたしかにあるけど、それは飛行機に乗ったら落ちますか?道を歩いていたら車にひかれますか?車に乗っていたら事故にあいますか?

という確立の問題を話しているような気がする。

 

危険な場所に住むのが危険であったら、ではなぜそこに人が住むのか? 

 

彼らは皆貧しいから?

頭がおかしいから?

彼らも危険な存在だから?

 

僕はその中に当てはまる人はいるだろうけど、ほとんどは

 

「気にしない」

 

人なのだと思う。そしてその

 

「気にしない」

 

人達はその地域で有意義に過ごし

たのしく日々を全うし

近隣の人と話をして

その地域に貢献をしていくのではなかろうか

 

僕はグラフティーが沢山あるような、変なのがうろちょろ歩いているようなところのほうが何だか安心する。

 

小さい頃、危険な地域に住んでいたわけではないけど。

 

危険が隣り合わせの方が居心地がいいものだ。

 

溺れそうで溺れない、水面に僕は浮かんでいたい

 

 

溺れそうで溺れない、水面に浮かんでいるように

心穏やかな気もちの中で生きよう

 

 

グラフティーはよくわからないけど、なんか風景の一部になって心地よい。

 

この写真ではいい感じな要素になってると僕は思う。