水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

遊園地の赤いバス – イギリス留学<準備編>

バスの中は快適 

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A man of no importance (film)

2階建てのバスの2階の真ん前に座るのがみんな好きだ

こどものころ電車の前に立って、進む線路をみるのが好きだったように。

大人になった僕らは、子供のように、バスに乗った瞬間、どたどたとかけあがって、満身の笑みでその席に向かうことは恥ずかしくてできない。

でもみんな内心あの場所に座りたいのは知っている。

 

特別料金があるわけではないけど、あの場所は特別なのを知ってる。

 

だから1番前から一つ後ろの2番目に座っているひとは控えめなのだ。

 

私はそんな子供じゃない。といいたいように、でもすこし前を見たいからそこに座る。

1週間しかロンドンに入れないけど、僕は時々バスに乗った。

 

夜中に街に放り出されて、ナイトバスを駆使して帰った経験があるのでロンドンバスに乗ることに不安はない。

 

その頃はまだルートマスターという、古いバスがあった。

 

電車に飛び乗り、跳び折れる出入り口が後ろにぽっかり空いているのだ。

 

ミック・ジャガーの おかしな逃避行のワンシーンでミック・ジャガーがバスからクールに降りるシーンを思い出す。

 

何とカイテキな!と僕は当時思った。

 

実際ロンドンで乗ると夏はいいけど、冬は恐ろしく寒い。

 

古―い型だと灯りが蛍光灯でなくて、白熱電球が付いているのもあった。

 

コンダクターという車掌さんが機械を持って歩き回り、みんなのチケットをチェックする。

 

その場でお金を払うこともできる。

 

その光景をこの映画で見ることができます。

youtu.be

 

 

運転手が別にいて、車掌がいるなんて、昔の日本のバスのようですね。

 

近代化(?)が進んでいまはカードをピッとするだけで乗れる。味気ないものです。

 

危ないし、人でもいるし、寒いしということなのでしょう。

 

別に危なくても、寒くても、人が余計に一人いたっていいと思う。

 

車掌さんがいる事によってより、朝ちょこっとしゃべったり、バスの中で笑い声が聞えたり、生活が豊富になるのではなかろうか。