水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

川崎殺傷事件。ニュースを観るという無駄な時間④ - 思想

子供の時外で一人になる時間を作ろう 

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小さい頃僕はいつも一人だった気がする。僕の母親は完全に僕を野放していた、だからといって彼女が恐怖を感じていたわけではないだろう。 彼女は嫌でそうしていたのではなく、その方が自分にいいだろうと思っていたか。何も特に考えていなかったのか。

一人で外に出て、空き地にいったり、林の中に入ったりして、虫を探したり、猫にあったりする。

 

松の林にはいって、一人で迷路に入ったようにいろんな場所を歩く。 周りには誰もいない。

 

野放しにすると危険がやってくるかもしれない。 

 

でも僕はそういうほうがいいと思う。

 

小さいなりに危険がなにか知っていたと思うし、知るようになった。 

 

 

電車で帰るとき、親が駅に迎えに来てくれたことなど殆どなかった。

(甘えるときはとことん甘えていたが、基本的には彼女のテリトリーでは野放しされていた)

 

僕はそれがNeglect(育児放棄)でもなければ、冷たい親でもないと思う。

 

よく買い物に行くときに彼女の方が先に進みすぎて、僕が探し出すことが多かった。

 

一人で居る時間が多い方が、危険にさらされる方が、

殺人事件を起こすような、加害者と向き合うことになると思う。

 

本当に冗談を言ってるのではなくて、

 

大人の変質者と、3歳の子供が向き合って一騎打ちするような

 

そんなイメージが今浮かんだ。

 

もちろんそういった加害者が、一切道にいないのは理想だが。

 

今の時代ではいなくなることは皆無である。

 

でもそんなような世界でも、

 

小さい子供が一人で自由の身で

 

公園に遊びに行って、

 

自由の身の一人の別の子供と出会うような

 

そのような世界があったらいい。

 

実際にそういう事があった。

 

僕はできるだけ、一人の時間を作った。

 

8-10歳ごろ、電車で帰れる通学路を

 

二時間半ほどかけて、歩いて帰ることがあった。

 

僕はただ歩きたくて一人になりたくて

 

一人で歩いた。

 

その時誰も僕に声をかけた大人はいなかった。

 

おかしな事件は確かに今多いけど

 

その当時だって確かにいた。

 

僕はただ運が良かっただけなのだろうか?