子供の時外で一人になる時間を作ろう
小さい頃僕はいつも一人だった気がする。僕の母親は完全に僕を野放していた、だからといって彼女が恐怖を感じていたわけではないだろう。 彼女は嫌でそうしていたのではなく、その方が自分にいいだろうと思っていたか。何も特に考えていなかったのか。
一人で外に出て、空き地にいったり、林の中に入ったりして、虫を探したり、猫にあったりする。
松の林にはいって、一人で迷路に入ったようにいろんな場所を歩く。 周りには誰もいない。
野放しにすると危険がやってくるかもしれない。
でも僕はそういうほうがいいと思う。
小さいなりに危険がなにか知っていたと思うし、知るようになった。
電車で帰るとき、親が駅に迎えに来てくれたことなど殆どなかった。
(甘えるときはとことん甘えていたが、基本的には彼女のテリトリーでは野放しされていた)
僕はそれがNeglect(育児放棄)でもなければ、冷たい親でもないと思う。
よく買い物に行くときに彼女の方が先に進みすぎて、僕が探し出すことが多かった。
一人で居る時間が多い方が、危険にさらされる方が、
殺人事件を起こすような、加害者と向き合うことになると思う。
本当に冗談を言ってるのではなくて、
大人の変質者と、3歳の子供が向き合って一騎打ちするような
そんなイメージが今浮かんだ。
もちろんそういった加害者が、一切道にいないのは理想だが。
今の時代ではいなくなることは皆無である。
でもそんなような世界でも、
小さい子供が一人で自由の身で
公園に遊びに行って、
自由の身の一人の別の子供と出会うような
そのような世界があったらいい。
実際にそういう事があった。
僕はできるだけ、一人の時間を作った。
8-10歳ごろ、電車で帰れる通学路を
二時間半ほどかけて、歩いて帰ることがあった。
僕はただ歩きたくて一人になりたくて
一人で歩いた。
その時誰も僕に声をかけた大人はいなかった。
おかしな事件は確かに今多いけど
その当時だって確かにいた。
僕はただ運が良かっただけなのだろうか?