水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

言葉の断食をしよう

喋るのをやめて1週間

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Artwork by Satoshi Dáte

人は永遠にしゃべり続けられると幻想を抱いている。私たちのエネルギーは無限ではない。山に倒れることがあるという事は私たちには「限界」があるということ。

  

まさに

「言葉の断食」

 

ヴィッパサーナ瞑想というのに行ったことがある。

参加者は男女合わせて300人くらい。

 

そこでは10日間一切コミュニケーションをしてはいけない。

 

見ざる聞かざる言わざるのようだけど、

受動するものはOK

 

見てもいいし、聞いてもいい

 

だけど書いたらだめ、携帯はつかっちゃだめ、読むのもだめ。

コミュニケーションはだめ。人と目もあわせちゃだめ。

 

でも考えるのはOK。

 

もちろん瞑想中は考えちゃだめです。

(それが瞑想と言う事を初めて知った)

 

修行(?)、瞑想に来る人達は共同生活。

 

無言のままご飯を食堂で食べ、無言のままひたすら瞑想する。

 

あれは気持ちが良かった。

 

喋らなくていいのだから。

 

だけど多くの人は脱落していった。

僕にはよくわからなかった。

 

今回ももう慣れてしまった。

 

このまま一生喋らないのもいいかもしれない。

 

友人の仏教徒のイタリア人の友達が

 

たまにはそういうのはいいわね

と絶食をするような感覚の意味を持って僕に言った。