あなたはどんな家に住んでいますか?
いろいろな家族を訪問して、一緒に過ごすと感じることがある。友人関係、親と子の関係、すべての環境によって人は身の回りにあるものを自分が鏡となり吸収し、また世界に自分を映し出す。
その人の「成り」はどのような家でどのような家族でどのような友人を持っているかで変化する。
家族でも、友人でも、恋人でも、好きな有名人でも私たちに確実に影響を与えている。
親は自分が子供たちの鏡であることを忘れている。親から伝えられた言葉や行動を子供は彼らの子供たちに伝える。ただ鏡で映ったものを、他人に見せているだけなのだ。
鏡と鏡は連鎖され、一直線で糸を繋げたようになっている。
しかし殆どの人は自分自身と他人や子供、親は違うものだと思い、本当は受け継がれたものをただリピートしている事を認知していない。
どんなにひどいことをする子供が目の前にいても、親は冷静にいることができ、またその態度によって子供は変化する。
物質的な隔たりは、私たちはそれぞれが「違う」と感じさせ、本当は鏡と鏡で繋がっていることを忘れさせる。