水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

4人の美しい女性がつながって表れた

目の前でキスされた

Artwork by Satoshi Dáte

K.K.は小学校1年生、幼稚園が終わるころに恋した女の子。いずれも12年くらい恋焦がれていた。男性に人気があり、男子女子校に中学からわかれても多くの人が彼女を追い求めていた。 同窓会でも多くの男性により囲まれていたのが記憶にある。

今思えば恐ろしい偶然だけれど、あの子の隣になりたいとおもったら、小学校1年生となりになった。 あれは小さいころに衝撃的な経験ではなかろうか。とっても好きな人がすごい近くにいる。いつも意識してしまうが彼女は別に何も思っていない。恥ずかしくてどうやってはなしたらいいかわからない。

 

いやな経験としては、皮膚をごしごししたら、消しゴムのようなものが出る。これは僕にとってすごい発見であったけれど、それが垢であることも知らず。 「こすったらこんなのが出た」みたいなことをいったら、いやそうな顔で。「汚―い」と言われたことである。

 

それで打ちのめされた。 そんなこと彼女は覚えてもいないだろう。

 

同窓会で会って話をしたが、僕はワイングラス片手に手が震えていた。 留学をしてることに「すごーい」と言われたが、距離感を感じる。 

 

12年ほど恋をしていたのに、次の瞬間彼女が微笑みをみせた。

 

八重歯が見えたそのほほえみはあまりにも美しくなく(私にとっては)、12年の恋が冷めた。

 

またこれも偶然なのか、以前から気になっていた同級生で従弟の親友にその日恋をした。 それがある意味で初めての本当の通じ合う恋だった。

 

恋というものも多く種類がある。僕はほとんどが勘違い、自分のエゴから生まれるものと悟る。

 

K.K.は独身のようで(だったらなんだということだが)、ヘップバーンのように美しい(一般的にね)とそれもまた不幸であるとおもう。

 

今回はめずらしくK.K.が現れた。ロンドンにいる音楽好きでみんなのアイドルY.S.とだぶってたかもしれない。 Y.S.とは髪型がそっくりでいつもボブカットだ。 Y.S.とは時々食事をしていろいろな相談相手、ふかいはなしをする。なんだかんだ5年くらいの付き合いだ。 アシスタントで一日だけスタジオにきてその後友達になり、ロンドンで住む場所もなかったのでうちの空き部屋に去年住んだ。

 

K.K.はスカートをはいていたとおもう。黒だったような気もする。 横の体が印象的で、全体がみえた。素足もみえて、頑丈で美しかった。

 

だれかとしゃべっている。 僕らは秘密のパーティー(すべてNetflixのUnsolvedエピソードに影響を受けてる)にいて、なにやら問題があったようだ。 しきりやくの女性が(大体10人くらいの集まりだった)殺風景で飾り気のない、パーティーで散らかった部屋でお金を僕らから徴収しようとしてた。なにやら誰かにお金を僕らのせいで返さないといけなかった。

 

K.K.と話をして、また会ってくれそうだった。僕はうれしかったが、その子がY.S.であるような気もして、そしてなにも期待できないことも感じて、複雑な気持ちだった。

 

簡易的な4つ足がついたテント(?)で僕らはなにか作業をしてる。 とても仲が良かった長髪で、片耳がきこえない今は香港で働いているTが現れる。僕は彼に素敵な女性を紹介しようと試みていた。 彼の顔は変わっていて、長髪で90年代のアイドルか俳優のような顔をしていた。 

 

はっきりいって僕が好まなかったタイプだ。そこで四国に住み、素敵な男性と結婚し、世界一素敵なカップルと自称してるT.S.が現れる。彼女もなぜか男性を探してることになってた。 Tはいきなり女性中毒になってるかのように(夢の中ではとっかえひっかえだった、これもまた未解決事件のエピソードの影響)いちゃいちゃしはじめ、T.S.を触り始めた。

いきなりキスをしたのでぼくはたまらず手刀ですぱっと二人を唇めがけて切り離す。 

T.S.も「キスはちょっと。」といいながら彼女は1,2秒はキスをしていた。 

 

いやなのかいいのかよくわからなかったが、彼女も結局は彼を好かないだろうと確信していた。

 

実際のTはもっとシャイで暗くて、Gentle Manだ。

 

最後に僕はたぶん三鷹台駅のなめらかな坂だろう坂をC.N.と歩いていた。彼女もまた既婚者だ。

 

Sainsbury‘s(イギリスの大型スーパー)に入る前に、僕は彼女の美しさをほめた。そしてまわりにいきなり現れた10人くらいの女性に「ほら、このなかでも君みたいにきれいな人いないよ」

 

といいつつ、ほかにも僕がかわいい、素敵だと思う人が10人くらいいることをいう。

彼女が一番だとかはいわなかったが10人の中に入っていると都合のいいことを言う。

 

彼女はそれに対して何も言わず。

 

一緒にスーパーに入る。 日本の食材があったので、日本のスーパーに来てしまったと僕はおもう。 

 

「なんでこんな高いところで買うの?普通のイギリスのスーパーに行ったら?」

彼女が高級品志向なのかなと考えが頭によぎった。

 

しかしここはSainsbury’sであることを思い出して。 僕はすこし安心する。

 

C.N.の人格は変化はなかったけれど、ほかの3人の女性は何か共通点があるせいか全員が同じ人間かつながっているようにも感じた。

 

S.Y.とK.K.は一般的に非常に美しいとおもわれる。顔もにてるといえば似てる。だけれどS.Y.とあったときに美しさに圧倒はされたけれど、おかしくするようなインパクトがあったわけでも、がっびーんがあったわけでもなかった。

 

しかしK.K.もそれをいったら同じである。彼女はたしかに雰囲気はあったけれど、僕は幼かったし、外見的な美しさに魅了されただけかもしれない。

 

ファッションを目指したのもその外見的な美しさから醸し出される、

 

「何か」

 

を追い求めたのかと思う。

 

感情:ちょっとした不安をかんじる。キスの場面は怒りを感じた。ただ大切な友達がいちゃいちゃしているのは、非常に気分が悪く、この世の中全体を信じがたくさせる。

僕は性的なことでのトラブルは恐怖を感じる。 

 

分析:ふわふわした女性への感覚がでてきているかもしれない。すべての女性は多かれ少なかれ美しいと感じた人であるし、深く愛した人とかかわってる女性でもある。ここまではっきりと違う女性が同時に夢に現れることは稀である。それぞれがほぼ実際の人格でふるまっていた。

 

ずっと女性に触れていないための願望の可能性もある。

 

 

Happiness: 4

Reality: 7

Keyword:初恋、既婚者、キス、友人、怒り、不安