水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

アートとは?六甲ミーツアート

屋街アート展示、六甲ミーツアートに行く。f:id:SatoshiDate:20181107113344j:plain

阪急の仕事を終え、風邪を不覚にもひいてしまい。

ぜーぜー言いながら、山をケーブルカーで登っていく。

話を友人のアーティストに聞いて近くまできたのでちらっといってみた。イギリス人とも関係する土地なので、自然の空気を吸うためにも訪問してみた。

 

全作品できるだけみたが、予想していたとおりであった。

 

越後トリエンナーレは昔見に行っておもしろかった記憶もある。海外の著名なアーティストも参加していて、驚いたことも記憶してる。六甲ミーツはすこしそれと違うようだ。

 

なんだか最近はPopなアートが多い。楽しくて親しみやすくて、面白いーアートが日本ではよくみかける。

 

アートとはなにか?という問いにぼくは自分なりのアンサーはあるけれど、アートは良くわからないから、わかりやすくしてみました。閲覧者フレンドリーになっているアートがここにあるのではないだろうか?

 

作品の中でこれはインスタレーションと言うよりただの置物、プロダクトではないか?と思うものが多々あった。

もしくは産業廃棄物。

 

最近食べ物、ファッション業界による環境破壊が懸念されているが。アートは果たして環境破壊していないのだろうか?

 

ハリウッド映画の事情を皆さんご存知か知らないが、あれも環境破壊である。

 

人の心を奮い立たせ、その人の人生を変えるような作品がいまあるだろうか。

 

よくいわれるのが、最近の音楽はいいものがない。というと、友達が

 

「君はよくさがしていない、いい音楽はいつの時代でもある」

 

というのなら、それを突きつけてほしい。 

僕がそれにたいして

 

「その君の言う音楽は、夜眠れないくらいワクワクさせて、感動して涙するものか?」

 

と聞いたら。答えに困るのである。

 

このアーティストは、何を思って作品を作っているのかよくわからない。

 

前に石原慎太郎が芥川賞の審査員をやめたとき

 

「自分の人生を描いているものがなにひとつない」

 

というようなことを言っていた。

時々僕も賞をとった作品を読むが。

 

はっきりいってなにがいいたいのか、なにがしたいのかよくわからない。

 

言葉の羅列である。

 

アートがふざけてて、面白くて、笑わせてはいけないといってはいない。

風刺画みたいなものがたまにあったっていい。

 

でもそこには時代背景や政治的な意味だとかのレベルが高かったりする。

 

なんというか、遊園地の中にあるアトラクションに佇んでる人形。もっといえば、着ぐるみと変わらないものもある。

 

アートに定義はないかもしれないけど。

 

定義がないならなんでもいいのだ。でもなんでもいいとなんでもよくなってしまう。

 

人に問題定義や感動を与えないのなら。いったい何のためにそこにあるのだろうか?

あははー、たのしいね!

がよいのならブランコなどを置いたほうがよい。

 

ブランコだってものによっては色もかわいくて、アート以上に感動を与えることだってある。

 

たぬきの置物と豪徳寺の招き猫とヘンリー・ムーアの彫刻、意味不明な積み重ねただけの楽しい「アート(みたいなもの)」と一緒にしてよいものだろうか。

 

ちなみに宮崎駿はムーアに影響受けてると思う。