コンクリートに叩きつけられた思いだ。
僕は声がでない(全く音が口から聞こえないくらい)という理由でバンドをやめさせられた。
だけど僕は「解雇」させられた!という事に憤慨した。ロジカルに考えたら当たり前の話だというのに、一緒にやると言ったのに
「お前はクビ」
というのはあまりにもひどいのではないだろうか? 中学校である。友人である。
中学校も高校もたったの3年間しかないし、青春時代はもうやってこない。
なぜ彼らは僕に歌えるような環境を作ってくれなかったのか? サイコセラピストの紹介をしてくれなかったのか? なぜ皆でSatoshi Dáteを歌えるようにの会を作ってボーカルレッスンへの募金活動をしてくれなかったのか?
よーく思いだしてみれば、殆ど間接的に「お前クビ」を伝えられたような気がする。
若かったから、といえるかもしれないけど。 何かこう、僕の立場で考えて来る人はいてもよかったんじゃないかな?と勝手に
「僕歌えます!」
といって
「実は人前では歌えないんです」
って言ってる人に人権は無いような気もする。
でもただ突っ立ってるだけで、歌えないボーカルがいるバンドがあったっていいじゃないか。
いやそれはすごく面白いと思う。フロントマンであるボーカリストはステージ上でただただたっているのだ。
「表現したいけど、恥ずかしくて表現できないんです」
という目で訴える。世界ツアーくらいすればちょこっとは歌えるようになるだろう。
いや歌ってはいけないかもしれない。
寛大な人が周りにはいなかった。
実に残念だ
歌える人がだれでもいいなら、適当な人を探せばいい。
僕である理由がどこかにあるはずだ!(絶対損な事皆は考えていない)
眼鏡姿でダサい僕が、バンド?
「お前ふざけんな」
と不良な人たちは思っただろう。
いやもしかしたら真実はこうかもしれない。
ダサい僕がボーカルをやるなんていいだして、不良グループが許せなかったのだろう。そして校舎裏に呼び出されて、一発殴られたのだ。それで僕はやめざるを得なかった。
「お前、俺よりカッコつけてんじゃなえよ。」
といわれて。殴られたから自分で辞めたのが真実で、シャイすぎて歌えなかったというのは嘘のお話しだったのだ。
あまり仲良くない友達に思いっきり笑われた記憶があるので、多分シャイで歌えなかった話の方が正しい気がします。
こういう事が積み重なって
「見返してやる!!」
という思いが募ってきたのだろう。