若いからなんだ
昔よくロック雑誌を読み漁った。毎月洋楽のロック雑誌が出るのを楽しみにして、アーティストのインタビューを読み漁りつづける。クラスのみんなは誰も僕の世界を知らない。でも僕はその世界の中にどっぷりつかって、いつもワクワクしてた。シェアできる人がいなかったけど、自分の世界がつくれて楽しかった。
この新星ロックバンドbeabadoobee。ぱっと聞いた感じでは90年代のロック。
Juliana HatfieldとかLiz PhairとかMadder Roseとか。
とくにJuliana Hatfieldの曲で殆ど同じのセットのビデオがある。わざとなのか?
(下記に参考URL)
でもベースラインを聞いたら、現代っぽいし、音のミックスも今っぽい。
最近の音楽はミックスもなにもかも、キンキンしてて、その場しのぎの音楽で1秒でも聴く気にもならないけれど、彼らの音楽は嫌な感じがしない。
90年代、古い感じ。というかもしれないけど。
音楽に「古い」も「新しい」もない。
アートは不変なもので、音がふるっぽくても関係ない。
良いものは良いのだ。
そんなことをいったら現代のポップは60年代や80年代の音をただ今風にアレンジしたようにしか聞こえない。
このバンドの音楽は「今」の音であると思う。
「今」を感じるために僕らはアートをする。
魂がこもっていて、純粋に正直に音を奏でるとこうなるのだ。
そしてアートを聴いたり感じたりして、「今」を見出す。
僕らはその「今」という現実を受け止めたくないがために、わけのわからない「現実逃避」
の歌詞を書きあがて、わめきちらすのだ。
歌詞はこんな感じ。
Hey, won't you call me back?
'Cause I've been waiting for a text back
It hurts my brain
This chick who plays bass
She plays bass, she plays bass
Nothing matters 'cause we're both in space
Pretty shit we didn't ever date
She plays bass, she plays bass
Yes, we're both stuck in the same boat
The world doesn't seem to get us though
You're just stuck in space
Just playing your bass
She plays bass, she plays bass
Nothing matters 'cause we're both in space
Pretty shit we didn't ever date
She plays bass, she plays bass
She plays bass, she plays bass
Nothing matters 'cause we're both in space
How I wish we could just date
So you can teach me how to be more like you
Wish I was more like you
Wish I was more like you
Wish I was more like you
ねえ、電話かけなおしてくれないの?
メッセージまってるんだけど
脳が痛いよ
彼女はいつもベースを弾いてる
私たちが同じ空間にいればなんでもいい
まだデートもしてないなんて最悪
あなたみたいになれたらどんなにいいか...
とこんな感じの女性への片思いの歌です。
可愛い感じで、十代が使うことばをうまくメロディーに載せてるのが
スゴイと思います。
音楽はシンプルな方が人の心に伝わる。