水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

世界一気持ち悪い大家-ロンドンでハーレムを作りたがる大家③

日本人は皆自信がない。Noという力

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Artwork by Satoshi Dáte



「今日でもいいからすぐにそこを出たら?」

僕は彼女に伝えた。

 

彼女はロンドンになにか新しいことをしたく来た。

でもいまはなにか変な場所にとらわれている。契約が終わるまで待てばすむことだけど、彼女はいま自分の心を傷つけている。

 

今の状況を脱却できなければ環境を変えても同じ。

彼女は僕と話したいという事で、僕の家にきて話をしにきた。 彼女と2-3時間話をしました。

そこで二人で

 

「人生の中で何が逃げで、何が試練になるのか?」

 

という疑問が浮かびました。

 


僕は

 

「その経験全てが試練であるけれど、自分の健康を害するもので、それ以上何かをしても変化がないのであれば、その場を離れることもまた挑戦であり試練であると思う」

 

と思いつき彼女に伝えました。


眼をとじて、ゆっくりと自分の心にたずねて。

 

一番光りが輝くところ。  

 

自分が今の場所にいてその後何がおこるか、感じること。そこに真実があるかどうか、未来があるかどうか?で判断したらいいと思います。

前に伝えたフラットメートで物を盗んだり、脅したり、首を絞めたり、僕の付き合ってる女性を突き飛ばしたりという男性とすんでいて、ノイローゼになりそうだったんですが、

 

「自分がここを出て行くことはない、彼が出て行くことのほうが筋が通っている。

ここは僕の家、そして輝かしい未来がここにまっている」

 

と感じました。だから2年間我慢してなんとか追い出しました。

それは逃げではなく試練であったと思います。

 

相談してきた彼女は僕に相談しに来た後2日後にそこから

夜抜け出したそうです。

 

彼女にとって勇気のある行動だったと思います。

 

自分が苦しいと思うのであればすぐにでも

 

NO

という習慣をつけましょう。

それが自分勝手な行動でないのであればそれでいい。

 

日本人は皆

 

「私は意見を言えるほどの値がない」

と信じきっています。

 

それはすべて他人や社会が作った幻想です。

 

自分の主張ができるようになれば、私たちをコントロールする強い悪い力から脱却でき、彼らもまた変わっていくでしょう。