先生と生徒
冷たい女性が僕の先生だ。今日は真ん中に優しい可愛らしい女性が座っている。冷たい女性も若いけれど、彼女も若い。十代にも見える。僕はその同じ隔たりの無い椅子の左に座る。
僕はとても心地悪かった。優しい女の人は明らかに冷たい女性に影響を受けている。 僕は文章を読まなくてはいけなかった。難しい漢字が沢山あり、なんどもつまりうまく喋れなかった、時々英語にかわり、それも読みずらかった、時々スピードをあげられたが、結局うまくしゃべれない。
僕はいつのまにか、優しい女性の前にかがんで立っている。彼女はぼくに酷い言葉を沢山浴びせる。
とてもくるしくなるけれど、その場をなぜか離れることができなかった。
僕は
「今ぼくに言ったことを、全く同じことを僕に言われたらどう思いますか?」
と伝えると
彼女は涙目になっていった。
横にいる冷たい女性は、機会をうかがってぼくに言葉で攻撃したそうだった。
冷たい女性は昔恋に落ちた、目の細い女性に似ていた。