素敵な家だけどとっても雨漏りする
僕はすこし暗がりの木造の家にいた。
木造といっても、とっても素敵な家でモダンだった。
ここに来たことがあるか疑わしかったけど、理想の家な感じもした。
10㎝くらいの段差があって、空間を広くさせている。
目の前にはおおきなガラス扉があって、家が丘の上か高い位置にあるような気がした。
まわりには家があるのかないのか? まるでブラックジャックの家のような気もしたけど、人の気配や家の気配もする気がした。
ここに住んでいるのは、有名な俳優と女優(?)の夫婦。 なにやらもめごとがおきている。
俳優は真田さんのようでいて、浅野忠信に似たファッションデザイナーのともだちE.N.のような気もした。 どちらかというと浅野さんっぽかった。
女性は美しかったが、僕が好きな魅力ではなかった。 彼女は僕に好意的であったが、彼に対してとてもヒステリックに接している。 どうやら彼が何人もの女性と浮気をしていたようだ。
今始まったことではないような気がするが。男の人は無沙汰に対応している。
この家は駅から近いようで遠かった。
「車出しましょうか?」
12時を過ぎてしまい、遅い時間になったため、彼らは送ってくれるようだ。
「泊って行ってもよいですよ」
と彼がやさしく言ったとたん。 雨漏りがしてきた。
素敵な家だけれど、いたるところからかなりの雨漏りがしてくる。
なにやら村上春樹の小説のような雰囲気になってきた。
(こんなところにはいられない、どうやってこの人たちは住んでいるんだろう? もしかしたらここは別荘で普段住んでいるところじゃないのかもしれない) そう思った。
ハンガーラックが奥さんがいったりきたりとする廊下の延長上の開けたリビング側(僕がいる側)にあったのが印象的だった。
白いスタイリッシュなシャツがずぶぬれになっている。
E.N.が着そうなシャツだ。
女性は中国地方にいるA.Y.のような気もした。 美しいが僕が好む魅力ではない…
Happiness: 3
Reality: 3
Keyword:木の家、美しい、関係性、夫婦、きにしない、夜遅い。