水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

ワイエスに手紙を書く

いつだったか...

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僕はワイエスに手紙を書いていた。

それはイギリス留学を始めた時だったような気もする。

ロード・アイランド州の博物館で会った女性スタッフの事を忘れられず。やはり、ワイエスに直接連絡しようと思ったのだ。

 

くまなく色々なところに連絡をしたら。

ワイエス美術館のあるスタッフが僕に彼の住所を教えてくれたのだ。

 

そんなことってあるだろうか?

 

僕はすかさず僕の想いを描き。

 

そんな人はごまんといるかもしれないが。

会ってお話しがしたいと連絡した。

 

ぼくは

 

「話がしたい」

 

と良く言う。

 

サインが欲しいとかそんなことはどうでもいいのだ。

 

彼らの哲学を聴きたい。そして僕の哲学を聞いてもらいたい。

それで

 

「お話し」ができるかどうか。知りたい。

 

一体会ってなにをはなせばいいのだ?君なんかに。と思う人は沢山いると思う。でも僕は彼らを驚かし、面白く、楽しくさせる自信がある。 そして僕は彼らと友達になれると確信してる。

 

そんな憧れの有名作家とどうやって友人になるものか。彼らにはあしらわれるだけだよ。

 

と言うのは常であるだろう。

 

ところがちがうのだ。

 

僕の想いが届き、会うことができた有名アーティストは沢山いる。

 

これはたしかに僕はファンである。といえるかもしれない。だけど同時に

 

会ったら友達になれるであろう

 

という確信の「ピン!」と頭に来る反応だ。

 

内容は、僕が小さい頃から彼の絵が好きである事。水彩画が特に好きな事。具象的な表現の中にとても抽象的なものを感じ、リアリティーを感じるという事。会ってお話しがしたいと伝えた事。などを書いた。

 

残念ながら彼から返事はなかったが。もしも手紙が届いて、僕の想いが伝わればそれは本望だ。それが何らかの気持ちとして彼の中に変化し。作品に生かされればそれでいい。

 

そしてもしかしたらその作品を僕が見て、またなにかを生み出したいと思う事があるかもしれない。

 

それは

 

「美しい魂の循環」

 

だと思う。