水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

人生2人目の女性の友達

そばかすがある日本人女性

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篠山さんは顔にそばかすがあって可愛らしい顔をしていた。

そばかすと言えば長くつ下のピッピ、か赤毛のアンを思い出す。

 

思い出しても思い出してもその本を読んだ記憶はないけれど、どちらかの女性(ピッピさんかアンさん)の顔にそばかすがあったはずだ。

 

僕の人生で前にも先にも日本人でそばかすのある女性は彼女しかいない。と思います。

 

僕らはイギリス留学フェアの会場に行く。

そこで初めて彼女とまともに会い。初めて話をした。

 

僕は女性と言うものは男性に慣れていて、いつでもどこでも緊張なしに、「やあ」と言えるのだと思っていたが。彼女にしてみても殆ど話したことのない男性とどこかにいくのは

 

僕に対して緊張などないと思うけど、警戒はあったと思う。

 

彼女は「英語できる?」

と聞いてきて、ボストンに行ったことがあるから多少分かると伝えた。でも自信がないことも伝えた。 会場には通訳なんていない。

 

彼女と会う前に僕はセントマーチンズ大学に行くと決めていたので、ネットで調べて資料を学校から請求した。

 

カタログが届き、ワクワクしながら中身を見ると、そこにはファッション科はあるものの数ページしか記載されていない。 そしてこの学校はイギリスの中心部に位置していた。

 

ロンドンから遠いけど、まぁしょうがないなと思った。 

 

実は僕が行きたいセント・マーチンズは全然違うところにあり、そこは全く違う学校であった。

 

今もそのカタログの表紙の女性の顔忘れない。そういえばその女性にそばかすが想いっきりあった。そばかす繋がりだ。 まるでしりとりをしてるよう。

 

セントマーチンズ大学ではなくセントラル・セント・マーチンズ大学だった。ややこしいな...どちらも同じ名前だし、普通の人はセントマーチンズ大学といえば後者のことを言う。アメリカに行けばまた何校か同じ名前の学校があるに違いない。 危うく希望しないところに行ってしまいそうだった。