なんで下見に行く必要があるのでしょうか?
以前東京で美術学院の友達、篠山さんと面接に行った、セントマーチンズの面接官の秘書に国際電話をする。
「Hello-」
僕のたどたどしい英語を彼女は聴きとってくれた。
とりあえず、イギリスに行ったこともないし、学校を見に行きたいと伝える。
「そんなこと言われても...だからどうした、勝手に来ればいい。」
と、
冷たい言葉は彼女から発せられず。
是非オフィスに来てくれとのことだ。
どうやら彼女は日本語ができるようだ。でも会話は数分程度だったので、日本語では一切話さなかった。
では12月に待ってるわ。と言われ。
電話を切る。
とりあえずイギリス下見で会う人が一人できた。
なんで下見に行きたいかと言うと。
イギリスに行くことは決まっていたけれど、
大好きな音楽がある土地で
大好きなデザイナーがいる土地で
大好きな映画が撮られた土地で
大好きな言語を話す土地だけど
行ってみないとわからないから。
1週間ロンドンに下見に行くためにB&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)を探した。
ベッド・アンド・ブレックファーストとは宿の事である。
宿だけど、ベッドとブレックファースト、つまり寝るところと朝食が出る。
田舎に行くと、ボリュームたっぷりで、夜まで何も食べないでもOK。
どんなものが出るかと言うと...