ロードアイランド州に向かう
Rhode of Island school of Designというのがこの前に聞いた大学のようだ。
ヒロシさんは、
「ロードアイランド?遠くないよ。」と言っていた。
それで偶然にも
「今度ロードアイランドに用事があるから、そこに連れて行ってあげるよ」
と夢にも思わなかったことを言ってくれた。
僕はボストンから遠く離れた州に行けるのが何だか嬉しかった。
車を飛ばしてFree Wayを走る。(高速道路、日本みたいにお金を払わないからただ)
そのかわり1ドルほどお金を投げ入れればいい。
高速に入るゲートに玉入れの網みたいなものがある...
そこに1ドルコインを彼は投げ入れる。
そしてゲートは開いた。
「これお金いれなかったらほんと開かないんですか?」
「開かないよ、重さでわかるからね。」
原始的なんだか近未来的なのか謎なシステムだった。
いろいろとヒロシさんと話をしたが、どうも彼とは話が合うようで合わなかった。音楽という意味では合うのだが、彼はもともと音楽ばたのひとではない。普通大学を出てからジャズをはじめている。そんなことはどうでもいいのだが、なにか日本人の硬さを感じた。
ジャズはポップ音楽の王様。と彼は良く言っていたが、僕が聞いてる音楽とかは全然興味がなく、ジャズ以外はくだらない音楽と言うかの如く、聴く耳も持たない。
ホストであるし、尊敬する彼だからぶつかることはなかったが、意見は多少合わなかった。
「最近の音楽は良いと思わない」と僕が言ったら
「それは気を付けなくてはいけないなぁ。モダンな音楽を理解できてないだけかもしれないぜ」
という。
そうなのだろうか。僕は魂を感じないから、素直にそういっているだけなのだが。
そもそも彼は現代音楽を一切聞かない。
と車の中で長時間いったい僕らは何を語ったのかを思い出して、彼とはあまり合わなかったことを思い出したのだ。